ワイヤード・パンチ

「EaseUS RecExperts」レビュー。メニューはシンプルでわかりやすいけど、動作安定性がいまいち…。

PCの画面を録画するソフトは山程ありますが、本日はその中から「EaseUS RecExperts」を試してみることにします。

EaseUSといえば、ファイルのバックアップやドライブのパーティションのソフトなどで有名なメーカーですが、新しく録画用のソフトが登場することになりました。

今回のテスト環境

  • OS: Windows10 home
  • RecExpertsのバージョン: 1.4.13.11
  • プラン: 完全版

本ソフトのプランには、録画の時間制限や一部機能制限がある無料版と、すべての機能が使用できる有料の完全版がありますが、今回は完全版を利用しています。

ダウンロード場所

無料なWindowsPC画面録画ソフト/スクリーンレコーダー – EaseUS RecExperts

上記サイトにアクセスすると、画面中央に「無料体験」のボタンがあるので、それをクリックするとインストーラーがすぐにダウンロードされます。

オレンジ色の「今すぐ購入」ボタンもありますが、無料版をインストールしたあとでも、シリアルコードを入力すれば完全版に切り替えられるので、まずは無料体験してみることをおすすめします。

主な機能一覧

本ソフトを起動すると、上記メニューが表示されます。

主な機能が5つのボタンでわかりやすく表示されています。

比較的新しいソフトであっても他のソフトだと、画面スケーリングをかけているとギザギザなフォントになっていたりするのですが、本ソフトはちゃんとスケーリング表示にも対応しているので、4Kモニターでも安心。

画面録画

画面全体および、画面の一部分だけを録画することができます。

アプリ画面録画

特定のウインドウだけを録画することが可能です。

録音

PC上に流れている音声だけを、音声ファイルとして録音することが可能です。

ウェブカメラ録画

ウェブカメラに映されている映像を録画することが可能です。

ゲーム録画

フルスクリーンで起動しているゲームを録画することが可能です。

「録画」を試してみる

ひとまず普通に撮ってみる

それでは、各機能を1つずつ試してみることにしましょう。

まずは左端にあった録画からです。

録画の画面に入ると、さっそく赤いRECボタンが現れます。

これを押すだけです。

ただ、管理者権限で実行していない場合は、管理者権限を求められます。

問題なければ「はい」を押して、管理者権限で本アプリを起動し直しましょう。

(他の録画機能に関しても、管理者権限が必要です。)

再起動後、再び上記のRECボタンの画面が現れるので、改めてRECを押します。

3、2、1のカウントダウンが画面に表示されたあと、画面右下に上の画像のバーが現れて、録画が開始されます。

あとは何かしら他のアプリを操作したり、録画に収めたいことを行います。

充分撮れたら、バーにある赤い■ボタンを押して録画終了です。

もしバーが消えてしまった場合は、画面右下にマウスカーソルを持っていけば、再びバーが現れます。

録画終了後、またRECボタンの画面に戻ってきますが、下に録画したファイルの一覧が表示されています。

▶の再生ボタンを押せばすぐに、規定のメディアプレーヤーで再生が始まり、もしうまく撮れていなかったら、ゴミ箱ボタンで削除してしまいましょう。

なお、どこに動画ファイルが保存されているのかわからない場合や、保存場所を変えたい場合は、ウインドウ右上にある歯車マークを押して、設定画面を開きましょう。

その他、動画ファイルの画質やフレームレートなども変更することができます。

範囲指定の録画もできるのだけど…

RECボタンの画面にて、左端の「フルスクリーン」というボタンを押すと、画面全体を撮るフルスクリーン以外にも、「範囲を選択」および「固定の領域」を選ぶことができます。

「固定の領域」だと1080pや720pなど、画面の一部を決まったサイズだけ切り抜いて録画できます。

固定の領域」を選択後、画面上に赤い点線の枠が表示され、画面上のどの部分が録画対象になるのかがわかります。

ただ、この赤い枠線が固定のサイズになるまでアニメーションしている間、PCの動作が重くなってしまうのが難点…。

この間、マウスの操作がもたついてしまいます。

また、「範囲を選択」を選択後、おそらく任意で撮影範囲を選択する場面になると思います。

しかし私の環境は、上の写真のようにモニターを3つ接続しています。

すべてのモニターを覆うように、白地に赤い×印の画面が表示されたあと、エラーメッセージが表示されてしまい、フリーズしてしまいました。

おそらくモニターが1つであれば問題ないと思うのですが、いきなり全モニター合わせた広大な解像度を、デフォルトの選択範囲にしてしまったため、フリーズしてしまったのでしょう。

今の時代、3つはともかく2つのモニターを使う環境は当たり前のため、できれば改善してほしいところです。

アプリ画面録画

お次は「アプリ画面録画」を試してみます。

最初のメニューから「アプリ画面録画」を押すとすると、どのウインドウを録画するか選択する画面になります。

他のウインドウにマウスカーソルを合わせると、そのウインドウに合わせて赤い枠が移動するので、問題なければクリックして確定します。

しかしこのとき、またもやPCの動作が重くなるので注意が必要です。これもマルチモニター環境のせいかもしれません。

なお、他にウインドウを開いてなかった場合など、ウインドウ選択をキャンセルしたいときは、ESCキーを押します。

ウインドウ選択のあと、通常の録画のときと同様にRECボタンの画面に移動するので、そのままRECボタンを押せば録画開始です。

録画を完了するときも同様。

録画中にウインドウを移動させても、赤い枠も自動的に移動して録画は継続されます。

また、録画対象のウインドウの上に別のウインドウが重なっても、そのウインドウが録画に映り込むことはありません。

録画中、どうしても別のウインドウを操作する必要があっても安心です。

注意点として、ウインドウサイズを変更してしまった場合は、その時点で録画が終了となります。

ウインドウサイズは変えないようにしましょう。

録音

こちらはPC上で流れているすべての音声を、そのまま録音します。

何かしら音声を流すと、画面内にある細かい四角が敷き詰められている部分にウェーブが表示されて、音を検知していることがわかります。

RECボタンを押すと、これまで同様に録音が始まるので、あとは好きな音を鳴らして録音しましょう。

なお、PC上のすべての音を記録してしまうので、特定のアプリから発生している音のみ録音するということはできません。

録音したくない音まで入ってしまわないように注意しましょう。

ウェブカメラ録画

これもタイトルどおり単純明快で、ウェブカメラに映し出されている映像を、そのまま録画することが可能です。

ウェブカメラが接続された状態で画面を開くと、映像が映し出されているので、あとはそのままいつもどおりRECボタンを押して録画すればOKです。

今回の場合、AndroidとWindowsにDroidCamというアプリをインストールし、スマホのカメラが捉えている映像が映し出されているのですが、DroidCamには録画機能がありません。

よって、ウェブカメラ付属のアプリに録画機能がない場合は、本機能が重宝するといえるでしょう。

ゲーム録画

こちらはフルスクリーンで起動しているゲームのみを録画する機能です。

通常の録画で画面全体を録画するとゲーム以外が映り込む恐れがあり、アプリ画面録画だとウインドウモードでないと撮れないので、ゲーム専用で使うものとなります。

まず画面左のフレームレートから、いくつで録画したいか選んだあと、ゲームをフルスクリーンで起動した状態でRECボタンを押して録画開始します。

ゲームが起動されていないと、画面全体をキャプチャするだけの、通常の録画モードに切り替えるかどうか尋ねられてしまいます。

ひとまず、実際に録画を試してみます。

初めに、コールオブデューティー ブラックオプス コールドウォー(以下、BOCW)を起動し、RECボタンを押してみたのですが…録画できませんでした。

先程の「ゲームが検出されません」のウインドウが出てしまい、どういうわけかBOCWが起動中であるにも関わらず、検出できません。

単にフルスクリーンといっても、他のモニターにマウスを移動させられない本当のフルスクリーンと、タイトルバーのないウインドウを画面いっぱいに広げているだけのウインドウフルスクリーンがあるのですが、どちらにしても検知できませんでした。

BOCWは去年の11月発売という比較的新しいゲームで、グラボがGTX1660 SUPERであっても、けっこう画質を落とさなければ動作が重たくなる、高負荷な3Dゲームです。

その影響でしょうか?

よって今度は、3Dだけど非常に動作の軽いゲームである、Fights in Tight spacesで録画を試してみます。

RECボタンを押すと検知して、録画まで進んでくれたのですが、こちらだとなぜかすぐにRecExpertsがクラッシュしてしまい、録画に失敗してしまいました。

クラッシュの際はとくにエラーメッセージが出ず、録画時の右下のバーや、タスクトレイのアイコンが黙って消えていました。

というわけでゲーム録画の機能は、残念ながら満足に使用できるものではありませんでした…。

録画中の映像に編集が加えられる!

ただ単に画面を録画するだけなら他の録画ソフトと大して変わらないのですが、RecExpertsでは録画中にもちょっとした効果を加えることが可能です。

録画中の右下のバーにある5つのアイコンから、左端のスポットライトを選ぶと、マウスカーソルの周辺以外が暗くなり、マウスがどこを指しているかわかりやすくなります。

動画の途中で、特定の箇所を示したいときに使えるでしょう。

次に、左から2番目のズームイン/アウトを押すと、画面上に赤い枠線の四角が現れて、その外部が暗くなります。

録画の最中ではそれ以外に変化はないのですが、実際に録画されたファイルを再生してみると、赤線の中にあった部分が拡大された状態で録画されていました。

よって、拡大表示で録画したい場面が出てきたときに使うといいでしょう。

ただ、このズームインですが、実行した瞬間になぜかクラッシュしてしまう頻度が高く、使用中の様子をキャプチャすることができませんでした…。

3番目のアイコンはスクリーンショット。録画中に限り、このボタンを押すことでその瞬間の画像が保存できます。

といっても、他にスクショ用のアプリを起動していて、そのアプリでショートカットキーを用意しているなら、あまり使うことはないかも。

4番目のアイコンはアノテート

名前からだとどういった機能なのかはわかりにくいのですが、公式サイトを見る限りは、おそらく画面上にペンで線を書き込んだりできるのだと思います。

しかしこれも、何度やっても起動した瞬間にクラッシュしてしまい、試すことができませんでした…。

5番目のアイコンはメインパネルに戻る

このような表示になります。

また右下に戻したいときは、最小化をしましょう。

まとめ

用途がわかりやすく、見た目もシンプルでとくにとっ散らかった印象もなく、録画実行までの手順が少ないメニューなのは良かったのですが、とにかくクラッシュの頻度が高すぎます…。

そのせいで、画面上に線を書き込んだりなどの、せっかくの独自の機能が使えずに終わってしまいました。

もしや録画設定が高画質すぎたのが良くないのかと思ったのですが、フレームレートを24、ビットレートを1800まで下げてもダメだったので、録画設定の問題ではなさそうです。

先程も書きましたが、範囲指定録画で全モニターを覆うように×印が出たので、メインモニターは4K、サブモニター2枚はフルHDという、合計3枚のモニター環境というのが、クラッシュに影響していそうな気がします。

しかし他のアプリでは、モニター環境が今回と同様であってもクラッシュすることはないので、マルチモニターでも問題なく動作してほしいところです。

本当にマルチモニターがクラッシュに影響しているのかどうかは、シングルモニターに戻して確認するべきなのですが、いったん変えると元に戻すのが手間なため、試していません…。

また、画質設定を落とした状態であっても、録画中のPCへの負荷が高く、マウス移動が重たくなってしまうのが難点。

とにかくRecExpertsには、負荷の軽減とクラッシュの改善を目指してほしいところです。

あと、録画の際に管理者権限を求められるのも謎。

他の録画アプリではそのようなことはないのに、録画以外に何の許可を求められているのでしょうか?

参考リンク

無料なWindowsPC画面録画ソフト/スクリーンレコーダー – EaseUS RecExperts

Windows10で画面録画をする5つの方法

無料・有料 (2020年)|PCゲーム録画ソフトベスト15【Windows用、Mac用】