ワイヤード・パンチ

きのこの山(に登ってキノコを採るゲーム)

2020年9月18日

以前の記事にも書いたとおり、Steamにて大量のゲームを所有していますが、実際に遊んだことがあるゲームは、ほんと一握り。

大量に埋もれているゲームの中には、もしかしたらいい作品が混じっているかもしれませんが、さすがに1000本以上もあるゲームをすべて遊ぶのは、時間がいくらあっても足りません。

今やらないものは一生やらない!Steam積みゲー抹消作戦!

よって、その中から遊びたいと思ったわずかなゲームを抜き出し、遊ぼうと思わないものは、もう封印することにしました。

また、今後このような積みゲーを溜めないようにするために、やろうと思ったゲームは放置せず、できる限り早くやることに決めました。

そこで今回、新着一覧などを眺めていると、やはり膨大な数のゲームがあると、ニッチなジャンルのゲームもちらほら見かけます。

意外にも、「キノコを拾うのが主な目的」というゲームが3本も見つかったので、遊んだ順にざっとレビューを書いてみたいと思います。

ただ、先におことわりしておきますと、3本の2本は、遊ぶことをまったくおすすめできない…悪く言えばクソゲーです。

残り1本は、他2本がひどすぎるため相対的に良く見えるということもあるのですが、実際にそこそこおすすめな1本と言えます。

Flower Challenge

おおまかな流れ

2020年8月24日発売。

森の中に潜って花をバスケットに摘み、車まで持ち帰ることが目的のゲーム。

花なので、いきなり記事タイトルのキノコと食い違っていますが、関連作として花がキノコに置き換わっているものが、本作よりも前に発売されていたので、いちおう本記事に含めておきます。

本作よりもあとに、ベリーに置き換わっているのもありました。

ひとまず関連作のことは置いておいて、Flower Challengeの主な流れを説明すると、まずプレイヤーは車に乗って森までやってきます。

車の側にバスケットが落ちているので、それを担いだまま、森の中へと進みます。

森の中を歩いていると、そこら中にいっぱい生えてる白や紫の花と違って、上の写真の赤い花のように、種類の違う花がポツンと生えているので、それを摘んでバスケットの中に入れ込みます。

さらに森の中を進むと花がまた見つかるので、採れるだけ採っていって、最終的に車まで持ち帰ることができたら終了です。

聞くだけなら、ごく単純そうなゲームに見えます。

ルールそのものの問題点

しかし実際にやってみて、真っ先に最大の問題にぶつかります。

まず、非常に迷子になりやすいこと。

本項目の最初に前方を見渡した光景の写真を貼っていますが、このような光景がどこまでいっても変わらずに続いています。

地形には全く起伏がなく、木々の密度もほとんど変わりません。

ずっと真っ平らな地形が続いているようなものです。

木にはなぜか当たり判定もないため、すり抜けできてしまいます。本当に真っ平らと変わりないです。

さらに、本作には地図やコンパスが一切ありません。

どこを向いているのか方角すら判断できず、それに加えてどこに居ても風景に変わりがないため、ちょっと進めばもう自分がどこに居るのかもうわからなくなります。

肝心の花も非常に数が少なく、数分あるいても見つからないことは当たり前。

ようやく1つ見つけたころには、確実に迷子になっています。

ただただ歩いているだけの時間が何分も続いてしまうので、これはもはやゲームなのでしょうか?

いちおうストアページには「近代的な設備なしで車に戻る方法を見つけること」とあるのですが、こんな森の中では迷子になることを楽しむことすらできません。

また、ストアページのサンプル写真の中には、拾える花だけを透視する能力を使っているような写真もあるのですが、そのような能力の使い方が全く不明です。

拾った花を食べることはできるのですが、それで発動できるのでしょうか?

しかし、上の写真の赤い花だけは見つかったのですが、それを食べても何も起こりませんでした。

「食べる」というコマンドの説明がないのも良くないところ。

操作性の問題点

いちおうコントローラーの操作には対応しているのですが、コントローラーを使った場合、なぜかアイテムを全く拾うことができません。

Xboxコントローラーの場合、説明画面ではRTもしくはRBを押すと掴むコマンドなのですが、アイテムに向かって押しても全く反応しません。

もちろん、コントローラーが壊れているわけではありません。他のゲームではちゃんとボタンが効きます。

そもそも、RTかRBどちらを指しているのかわからない画像になっているのもマイナス。

また、ジャンプ中にまたジャンプボタンを押すと、着地した瞬間にまた勝手にジャンプしてしまいます。

しかもボタンを押した数だけ、ジャンプを繰り返してしまいます。

つまり、なぜかジャンプの予約をしているような感じです。

空中でジャンプ、いわゆる2段ジャンプをしているわけではありません。

グラフィックの問題点

せめてグラフィックがキレイであれば、少しは迷子の時間も満喫できるかもしれませんでしたが、お世辞にも褒められたものではありません。

そこら中に生えている、拾う対象ではない草や花ですが、横から見るとまるでハリボテのような薄っぺらさになっています。

負荷削減ということもあるかもしれませんが、後述の他のゲームではそのようなハリボテはありませんでした。

そして森そのものも、ストアページにおけるサンプル写真や、タイトル画面ではやわらかな朝日が差し込んだ清々しい光景になっています。

しかし実際のゲームでは、空は厚い雲に覆われて薄暗く、常に陰鬱な光景が広がっているだけでした。

ランダムで天候が変わるのかとも思ったのですが、何度やっても薄暗い天気のままでした。

サンプル写真は嘘っぱちだったのでしょうか?

そもそもまじめに作る気がない?

先述のとおり、本作より前にはMushroom Challenge、後にはBerries Challengeというゲームが発売されています。

しかし、それらのストアページを覗いてみると、Flower Challengeと全く同じようなゲーム性に見えます。

もしかして、ガワだけ変えて中身が同じのゲームを量産しているのでしょうか?

まともなゲーム性ではないゲームを量産されてもねぇ…。

しかも、いずれも価格は1,010円という、かなりの強気設定です。

いちおうセールで約600円だったときに買ったのですが、それでも損するくらいの価格でした。

さらにひどいことに、これらを作ったhedeとかいうメーカーの他のゲームを見てみると、不評を食らっているゲームがわんさかとありました。

その中には早期アクセスになっているゲームも多数あり、予定の期間が過ぎているのに、いまだに早期アクセスのままほったらかしになっているのもありました。

早期アクセスは、雑に作ってもいいという免罪符ではないんですよ…?

このことから、このメーカーはハナっからまじめにゲームを作り上げる気がなかったと言えます。

そうとは知らずに、Flower Challengeに少しでも期待してしまった自分がバカだった…。

レビューがなかったので、自分で見極めてやろうとは思ったものですが…。

追記。(2020/9/24)

同様の内容で、Steamのストアページにもレビューを送ったのですが、なんと開発者の方から返答をいただきました。

コントローラーのバグは修正され、さらにイージーモードが追加されたようです。

もう一度やってみる価値が出てきたかもしれませんね…。

Mushroom Picker Simulator

先述のFlower ChallengeやMushroom Challengeは、ゲームとしてはあまりにも出来がひどいものでした。

しかし、森という自然の中を巡って何かを見つけ出すということ自体には、惹かれるものがありました。

おすすめで表示されたのか、あるいは自力で見つけたのか、経緯は忘れたものの、今度はMushroom Picker Simulatorというゲームを見つけました。

2020年8月20日発売。

タイトルのとおり、キノコを拾い集めるゲーム。

Mushroom Challengeが2020年7月24日であり、それの約一ヶ月あとに、まさか似たようなジャンルのゲームが出るなんて。

おおまかな流れ

山の中に潜ってキノコを採れるだけ採り、最後はバス停まで帰還することが目的。

Flower Challengeとの比較になってしまいますが、このゲームにはなんとマップがあります。

フィールドは広大ですが、山には起伏および木々の密度か異なる箇所、さらには周辺に目印になるような建物もあります。

これだけで、迷子になる確率が格段に下がったと言えます。

あまり遠くに行き過ぎても見えない壁になっているので、果てしなく遠くまでいって迷子になるということもありません。

結局キノコが見つからない

迷子になる確率はたしかに減りました。

しかし、肝心のキノコがほとんど見つからないという点に変わりはありませんでした。

キノコの位置に関しては完全にノーヒントであり、とにかく目を凝らして歩き回るしかありません。

フィールドが広大でも、せめてキノコの密度が高ければ苦労はないのですが…。

行動を阻害されてストレスが溜まる

CoDのような対戦型FPSのように、走っているとスタミナを消費して、しばらく経たないとまた走れなくなります。

広大なフィールドをずっと走っては移動できないので、とにかく移動に時間がかかります。

また、まれに足をケガするアクシデントが発生することがあり、そうなると帰還するまで全くダッシュ不能に…。

さらには、長時間行動しているとエネルギーが尽きるので、それでもダッシュ不能になり、さらに視界も悪くなります。

そんな中でバス停まで戻れたときの安堵感は半端じゃないのですが、対戦要素もないのに、このような阻害は必要でしょうか?

自然の厳しさと言えなくもないのですが、Simulatorと名乗っている以上、現実のキノコの採取場で、ここまで整備されてないところまで行くことはあるでしょうか?

やっぱり迷子になる

マップがあるとは書きましたが、肝心の現在位置が表示されていません。

マップは固定ですが、スタート位置がランダムであるため、周辺の建物などを目印にして、現在位置を把握する必要があります。

ただ、森の中に入ってしまえば目印もないため、やはり迷う確率は高くなります。

所持金が溜まれば、おそらく現在位置を把握できるようになるアイテムが800で買えると思うのですが、キノコの売値はかなりしょっぱいです。

エネルギーが尽きる約30分行動して14個程度しか見つからず、その売値の合計は70程度。

いつまでかかることになるのでしょうか…。

クエストをクリアすれば一気に稼げるのですが、最初のクエストでもクリア条件が「食べられないキノコを10個以上集めること」。

何のキノコが生えてるのか、どこにあるのかもランダムなのに、たった14個のキノコから10個も該当するものが入っている確率は、あまりにも低すぎます。

グラフィックはキレイだけど、初期設定に問題あり

森の奥へ進むほどどんどん木々は生い茂り、場所によっては霧が濃くて全く先が見えません。

森の中へうかつに踏み込んではいけないという恐怖を感じさせてくれます。

ただ、キレイだけど不気味な面を感じさせてくれる森を満喫するには、設定の変更が確実に必要です。

初期設定ではかなり画質が抑えられており、このままだとせっかくの森なのに木々がスッカスカになっています。

実際はもっと木がたくさん生えており、距離を詰めると突然木が現れる状態になっています。

場所によってははるか先に地平線が丸見えになってしまいます。

あえて遠くを見渡すという手段に使えなくもないのですが、目印になる建物も出ないため、有効的とは言えません。

結局はレビューのスコアどおり

現時点で18件のレビューが送られていますが、残念ながら評価はほぼ不評となっています。

ただし、先述のFlower Challengeがこれ以上の出来の悪さであったため、少しでも希望を見出してプレイしたのですが、結局は覆らずでした。

Flower Challengeはレビューがなくて未評価の状態ですが、溜まれば確実に不評になるでしょう。

ただ、それと比べてMushroom Picker Simulatorの出来は、はるかにマシと言えます。

価格も410円であり、600円も安くなっているので、どうしてもキノコを採るゲームを遊びたいなら、こちらにしておいた方がいいでしょう。

おすすめできる点は価格のみですが。

しかし、早期アクセスではないため、これから改善されることはあるのでしょうか。

発売からもうすぐ1ヶ月ですが、今のところアップデートは行われていません。

Morels: The Hunt

先程までの2作は、キノコを拾い集めるというせっかくの珍しいジャンルなのに、おすすめできる出来ではありませんでした。

このようなニッチすぎるジャンルで、良いゲームは作れないのでしょうか?

と思ったのですが、どこかのレビューで、Morels: The Huntの方がもっと出来がいいみたいなことが書かれていたので、今度はこちらをチェックしてみることに。

2019年10月15日発売。

評価は非常に好評となっており、トレイラーの作りもしっかりしていて、これは期待できそうです。

おおまかな流れ

キノコを採って家まで持ち帰り、お金に換えていくのは先程までと同じ。

ただし今作の場合、タイトルにもあるMorel(アミガサタケ)がもっとも高価になっており、これを採ることが主な目的です。

他のキノコもあるのですが、それらは安価です。

一方で、毒キノコも存在しており、それらは減点になってしまいます。

赤いキノコが見えたら触らずに放っておきましょう。

本作のもう一つの特徴として、野生動物の撮影もあります。

カメラを取り出してそれらを撮影することで、お金が手に入ります。

撮った動物の種類によって、金額も変わってきます。

むやみに撮っても成功とはならず、中央のマーカーに動物を合わせて、なおかつ緑になる距離まで詰める必要があります。

走って近づくと逃げられる恐れがあるので、しゃがみながらゆっくり近づくといいでしょう。

また、フィールド内に聞こえてくる動物の鳴き声は、BGMなんかじゃなく、その場にちゃんといる動物から発せられているので、聞こえたら周りを見回してみましょう。

迷子の心配なし!

先程の2作は簡単に迷子になってしまう問題点がありましたが、本作ではその心配は全く無用です。

マップを標準で所持しているのはもちろんのこと、現在地も方角もスタート地点も表示されています。

また、むやみに広いだけのフィールドとはなっておらず、しっかりと通路が作られているので、まず迷うことはありません。

フィールドもランダム生成ではなく固定なので、覚えておけばすぐに目的の場所まで辿りつけるでしょう。

キノコがいっぱい生えている!

またもや先程の2作との比較ですが、先程のはキノコの位置が完全にランダムかつ孤立しており、一つ見つけたとしても次がどこなのか全く不明で、何十分もさまよいます。

しかし本作の場合、キノコの位置は固定となっています。

初めの1つは手探りになることは変わりないのですが、1つ見つけるとその近くには複数の同じキノコが生えています。

つまり、キノコは孤立しておらず群生しているということです。

そのため、キノコをいっぱい採って帰るという、本来の楽しみ方をようやく味わえるということです。

若干のずれはありますが、次の日も同じ位置にキノコがまた生えています。

旗を立てておけば目印になるので、キノコを見つけたらすぐに立てておくことで、もう一度探し直す必要がなくなります。

もちろん、旗の場所はマップに表示されているので、翌日スタートしたらすぐに旗へ向かってもいいでしょう。

キノコ採集だけでは終わらない

先述のとおり、本作はキノコ採集だけでなく野生動物の撮影もあります。

ただキノコを採るだけでは単調に終わってしまいますが、動物と偶然出会うことがあるので、変化に富んでおり退屈することは少なくなるでしょう。

動物撮影の報酬をもらうには、ただカメラの中央に収めて撮ればよく、動物がほとんど草に隠れていても、後ろを向いていても、もらえる報酬には変わりありません。

しかし、報酬をもらうだけでなく、撮った写真は保管することができるので、報酬のための撮影を一枚済ませたあとは、納得のいく撮り方を追求してもいいでしょう。

とはいえ、すでに撮影済みの動物は、何度撮っても報酬をもらえるのは1度きりです。

なお、ポラロイドカメラではありますが、フィルムの数は無限です。

3つ目の大きな目的として、金のアミガサタケを見つけるというものがあります。

フィールドのどこか、おそらく最奥地に存在しているので、いつものキノコを見つけるのと同じ要領で見つけ出しましょう。

なお、金のアミガサタケは一度採るともう出現しません。

キノコゲーの中では断然おすすめ

他の2作がひどすぎたということもあるのですが、Morelsならばキノコをいっぱい採って帰るという目的も果たせますし、道に迷う心配もなし。

グラフィックもハリボテくささはなく、自然を充分に満喫できます。

キノコ採集以外の要素も遊べるため、価格は2,050円と少々お高いのですが、その分の価値は充分あると思います。

また、10月には一周年記念アップデートも予定されているようなので、そちらも楽しみです。

ひとつ要望を挙げるならば、せっかくのキノコが金銭にしか関わってこないのが惜しいところ。

キノコのサイズの大小の概念もありません。

キノコを360度から観察する機能や、釣りみたいに大物が採れた場合はサイズを記録できるような機能があれば、なお良くなりそうです。

なお、水に沈むと病院送りになり、一日損します。気をつけよう。

余談。そもそもなんでキノコ探しを探そうとした?

先程までのゲームを探す少し前、Flight Simulatorが非常に話題になっていました。飛行機のゲーム。

ただ、実際にやってみると日本語がないだけならまだしも、操作説明がどうも不十分で理解するのが難しく、すぐに断念してしまいました。

それじゃ、空を飛ぶのではなく地に足を付けたゲームならどうかと思って、今度はFarming Simulatorをプレイ。

(最新作は19ですが、すでに所有しているのは17なので、そっちをプレイ)

しかし、日本語もあって理解はできるものの、手順の多い重機の操作に面倒くささしか感じず、こちらもすぐに断念してしまいました。

ただ、自然に触れるという要素を捨てきれなかったので、その点に絞った結果、先程までのキノコにたどり着いたというわけです。

なお、実生活において、車の運転をしていても自分の身体との一体感を感じられず、まるで楽しみを見いだせませんでした。

実生活だろうがゲームだろうがどうも私は、同じ面倒さでも機械が関わるとダメなようで、自分の足で動き回るのはまだ耐えられるようです。