ワイヤード・パンチ

元・大阪人が、岡山の山奥でも生きていけることを証明するためのブログ。

もっと小型な自作PCを目指してみる。

前回の記事では、小型なPCケースに変えても、変わらず3Dゲームができる構成を考えてみました。しかしいくら小型とは言えども、WiiUなどのゲーム機や、レコーダーと比較すると大きく見えてしまいます。3Dゲームすることを捨てれば、もっと小型化を狙えるはずです。

広告

ほんとに3Dゲームできなくて良いの?

PCで主にプレイしていた3Dのゲームは、CoDシリーズとDiablo3がありました。しかし最近はこれらに飽きてきました。CoDのPC版は、PS4やXboxOneと比べると圧倒的にプレイヤー数が少なく、残っているプレイヤーも上級者ばかりなので、並の人間が満足に遊べる状態ではありません。またDiabloも、ランダム性が強いことや同じことの繰り返しに思えてきて、あまりやろうとは思わなくなってしまいました。

これから先に発売されるゲームも、極端に興味をそそられるものが見つかりません。もう歳なのでしょうか。それにどうしてもゲームしたいなら、発売されるゲームは違うものの、WiiUと3DSを持っているので、そちらのゲームだけやるという手もあります。殺伐とした世界観のゲームも少ないので、ボロクソにやられて腹が立つ、ということも少なくなりそうです。

よって、3Dゲームで遊ぶことを除外してしまえば、グラフィックボードを搭載するスペースをカットした、もっと小型なケースでPCが作れるでしょう。ただ、グラフィックボードが無くなることで出来なくなるのは3Dのゲームだけであって、2Dのゲームならばオンボードでもできるかもしれません。長年ゲームで遊んできた以上、全くゲームを断ち切ることも難しいので、2Dゲームならば問題ないオンボードを目指したいところです。

もっとも小型にできるのはベアボーン。

ベアボーンというのはケースとマザーボードと電源が一体になっている組み立てキットのことで、残りのパーツを揃えるだけですぐに自作PCが完成します。3つのパーツが一体化しているため、これらのうち1つだけ後から変えられないという欠点はありますが、とことん省スペース化が施されています。

今回はベアボーンの中でも、特に小型のものを多く出していると思われる、Shuttle製のもので構成を考えてみたいと思います。

現状のPC構成。

新しい構成を考える前に、まず現状の構成をおさらいします。

ケース

Antec「P100」

電源ユニット

オウルテック「SS-650KM3」

マザーボード

ASUS「H97-PRO GAMER」

グラフィックボード

ASUS「STRIX-GTX950-DC2OC-2GD5-GAMING」

CPU

インテル「Core i5 4690」

メモリ

Corsair「CMX8GX3M2A1333C9」×2
A-Data「HY63l1C1624ZS」×1

SSD

CFD「CSSD-S6T128NHG6Q」×2

HDD

WESTERN DIGITAL「WD10EFRX」×1

ブルーレイドライブ

パイオニア「BDR-209XJBK/WS2」

ベアボーンに変えるので、ケースと電源ユニットとマザーボードは捨てることになります。グラフィックボードも入らないので捨てることになります。CPUとメモリを使いまわしたい場合は、LGA1150とDDR3に対応したものを選ばなければいけません。また、小型となるとメモリはほとんどが2枚までであり、現状は3枚挿しているため、1枚捨てることになります。

また、2つあるSSDのうち、片方はWindows用、もう片方はUbuntu用となっています。

CPUとメモリを使いまわしたい場合。

LGA1150とDDR3に対応しているのは、やや古い型になりますが「DS81」になります。しかし、DS81に限らず小型のベアボーンのほとんどは、CPUのTDP(消費電力)が65Wまでの制限があります。現在使っているCPU「Core i5 4690」のTDPは84Wであるため、残念ながらTDPがオーバーしてしまいます。

性能を落としたCPUに変えればTDPが許容範囲内に収まるかもしれませんが、わざわざ古い規格の性能の低いCPUに買い換えるのもバカらしいので、それならばLGA1151対応の新しいベアボーンとCPUを探した方が良いでしょう。LGA1151に対応したCPUならば、性能は同等でもTDPが下がっており許容範囲内に収められています。

新しい規格に対応したベアボーンを探す。

古い規格に合わせるよりは、古いものを全部売って一気に新しい規格に買い換えた方が手っ取り早いでしょう。そこで、LGA1151とDDR4に対応したベアボーンを選ぶならば、「DH110」になるでしょう。

ただ、上記のDS81にも言えることなのですが、3.5インチベイは搭載されていないので、HDDは捨てなければいけません。また、2.5インチベイも1つしかないため、Windowsかubuntu、OSをどちらかを諦めなければいけません。

ところが、DH110の場合はm.2という規格のSSDも搭載できるので、そちらと合わせればSSDは合計2つになります。ただ、3つではないので、2つのOS用SSDにデータも入れてしまうか、それともやはりOSを1つ諦めて片方をデータ用に変えてしまうか。なお、m.2の方が高速らしいので、OSを入れるならm.2の方が良いらしいです。

形は同じでも高性能なチップセットが使われている「DH170」というベアボーンもありますが、H170特有の機能を使うつもりはないので、たいていの人はH110で充分のはずです。

もう少し高性能なベアボーンを探す。

サイズが少々大きくなってしまいますが、2.5インチSSD2つを捨てたくなければ、「XH110V」を選ぶという手もあります。それに加えてm.2も搭載可能なので、最大3つのSSDということになります。どれか一つにHDDのデータを移せば、今まで同様のデータのやりとりができるでしょう。また、小型でありながらスリム型のブルーレイドライブなら搭載可能です。

なお、オプションをつければ3.5インチのHDDを搭載可能になりますが、その場合は2.5インチのSSD2つとブルーレイドライブが代償となります。m.2はそのままなので、ドライブ数は計2つとなりますが、OSを一つ諦めなければいけません。

もっと小型なベアボーンを探す。

上記までの機器で最小かと思いきや、もっと小さいのがありました。[NC01U5」です。こちらだと、既にインテルの5000番台のCPUが埋め込まれているおかげが、さらなる小型化が実現されています。背面を見るとDVIだのPS/2だの、今となっては古臭い規格が全て廃されているのも、小型化に一役買っているのでしょう。

ただ、マザーボードや電源だけでなく、CPUまで固定されてしまっているため、CPUを変えたくても変えられません。また、現行は6000番台なのに5000番台のCPUであるうえに、クロック数などが少ないので、性能がどうしても劣ってしまうでしょう。

mac mini並にすっきりした外観は気に入ったのですが。

結局、ベアボーンにするべきか?

ごちゃごちゃした部屋は嫌なので、小型なベアボーンは非常に魅力的です。しかし、今のゲームには飽きたとはいえ、これから全くゲームをしないとも限らないですし、何よりマザーボードと電源とグラフィックボードが選べないので、自作PCとしての楽しみが薄れてしまいます。今まで出来たことを急にできなくするのは、精神衛生上よろしくなさそうなので、やはり前回考えたグラフィックボード込みのケースを選ぶことになりそうです。

なお、もしこれらのベアボーンに興味があり、モニタにDisplayportがない場合は、変換ケーブル「AC-DP2HDMI2.0-ACT」も揃えた方がいいかもしれません。オンボードでも4K表示はできるのですが、HDMI同士だと24Hzになって動きがガタガタなので、DisplayportからHDMIに変換すれば60Hzを維持できて快適だと思われます。

しかし、ケーブルの値段がなぜか高騰しつつあります。何があったのか。グラフィックボードがない分、安上がりに済むと思ったけど、このケーブルが必要になるので、そうも言ってられなくなりました。