ワイヤード・パンチ

元・大阪人が、岡山の山奥でも生きていけることを証明するためのブログ。

アマガエルの飼育は楽じゃない?

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岡山の新居へ引っ越す前の初めて下見に訪れた際、家の周辺に居た多数のアマガエルに惚れ込みました。大阪のような都会に犯された人間から見ればカエルは珍しいものであり、鮮やかな緑のボディにつぶらな瞳、何を考えてるかわからないトボけた表情がたまりません。そしていざ移住し、さっそくカエルを捕まえて飼ってみたのですが、思ったとおりに飼育がうまく行きません。

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今回用意した飼育キット。

初めてカエルを飼う人のために、あらかじめいろいろなものが含まれたキットを、大阪に居るうちに用意しました。飼育ケースに、底床に、エサ。

ただ、その飼育キットはベルツノガエル用であり、家の周辺に多数居るアマガエル用ではありません。でも、同じカエルなんだから飼い方も共通してるんじゃないの。アマガエル用なんてないし、とりあえずキット買ってしまえ。と安易に考えて買ってしまいましたが、これが甘かった。

ケースが狭すぎる。

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今回の飼育ケースは、サイズが205×205×145です。あまり広いとは言えません。というか狭いです。

カエルと言えばぴょんぴょん飛び跳ねるイメージなので、こんなに狭くて大丈夫かと思わされます。ただ、キットの対象通り、ベルツノガエルだったら基本的に土の中に埋まって生活するようなので、狭いケースでも問題ありません。

でも今回はアマガエルです。アマガエルは家の窓にも貼り付いているのをよく見かけるように、高いところに行くのを好みます。それなのにこんな天井の低いケースでは、アマガエルにとって窮屈でたまらないでしょう。

見ていた限り、アマガエルは徒歩で移動することがほとんどなく、だいたいジャンプで移動します。でも天井が狭いのでジャンプするたびに天井に背中をぶつけています。これでダメージを負うのかどうかはわかりませんが、好ましい状況ではありません。

また、フタの近くに貼り付いて上を見上げているのも、よく見かけます。スキあらば開いたフタから脱出しようと試みるので、やはり天井の低い環境を嫌っているのでしょう。

よって、立体的な行動を好むカエルに対しては、天井の高いケースが望ましいです。

エサの調達が難しい。

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以前から飼っていたグッピーたちも、水槽とともに岡山へ連れて来ましたが、やつらはとりあえず市販のエサを撒いておけば、勝手に食ってくれるため飼育は容易です。

しかしアマガエルたちはグッピーと違って、生きて動いている虫でなければほとんど食べてくれません。そこらに落ちているものを拾って食うほどのがめつさも無いようです。

ベルツノガエル用の固形のエサならあるのですが、本来の対象であるベルツノガエルに対しても、目の前で揺すってあげてもなかなか食いつきが悪いそうです。ましてや今回はアマガエルであり、ベルツノガエルよりも体格が小さいのでエサが大きすぎるという時点で食べません。

というわけで市販のエサは諦めて、家の周辺には虫も多数居るため、それを捕まえて食べてくれるかどうか試してみました。

比較的捕まえやすいのは上の写真のような甲虫です。ダンゴムシでもないし、何て名前のやつだろうか。何て検索すれば。それはさておき、いくつか捕まえてケースに投入してみましたが、あまり食いつきがよくありません。虫のサイズが大きすぎるのか、それとも動きが緩慢なせいで、生きている虫と思ってくれないのか。

アリも家の周辺に多数存在し、サイズも食うには問題なさそうなので捕まえようと思いましたが、アリをピンセットでつまむには小さすぎるうえに、意外に動きが速いので、捕獲は困難です。仮につまめたとしても、力を入れすぎて殺してしまいそうですし、ケースの隙間から脱走されそうです。(ただでさえ家の中にアリが湧きまくって困ってるのに。)

他にも、エサ候補としてよく名前が挙がるのがショウジョウバエやコオロギですが、都合よく湧いてもくれず。

あとの候補として、名前はわからないものの、夜になると明かりに釣られてくるのか、窓に羽虫が多数貼り付いているのを見かけます。ただ、羽虫もピンセットで捕まえようとしても飛んで逃げられやすく、いざ捕まえたと思ったら、相手は脆すぎて殺してしまいました。

なんでピンセットばっかり使ってるのと思われそうですが、これしか捕獲に向く道具を持っていません。

とりあえず最初に挙げた甲虫だけで一週間くらい様子を見ました。今のところくたばる様子はありませんが、何匹捕まえたかは数えておらず、捕食する場面も見ていないので、実際に食べてくれたかどうかは不明。また、気のせいかもしれませんが、カエルが痩せてきているような気もします。

結局どうした?

残念ながら、今のところはアマガエルの飼育を諦めて、野に帰すことにしました。まことに身勝手ではありますが。そして野に放たれたとたん、近くのアリなどをバクバク捕らえ始めました。

エサの候補には恵まれていたと思うのですが、やはりケースが最も大きな問題だったと言えるでしょう。せっかくカエルの目の前にエサが来ても、おそらく自由に動き回れないので、捕まえられなかったと考えられます。

そもそも、アマガエルを捕まえることが、本当に良いことなのでしょうか。そのままの自然の環境でも多数のカエルが生活できているのに、それをわざわざ狭いところに押し込めて監視するなんて。そんなことしなくても、家から一歩出れば、アマガエルが見放題なのです。

と、エラそうに言ってしまいましたが、それ以前にグッピーたちを店から買っているので、あまり大それたことを言える立場ではありませんね。とはいえ、グッピーだけでなく先ほど名前を挙げたベルツノガエルも日本の自然には居ないので、店を通じて買う価値はないこともない。

話が逸れました。堅苦しいことはひとまず置いときます。

おまけ。

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カニも居たのですが、ハサミを持っているだけあって、周りに危害を加えてしまうのですぐに放しました。

また、色が茶色っぽい表面がイボイボのカエルも居ましたが、これは何て名前なんでしょうか。何て検索すれば。

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ご尊顔、ピンぼけしたのが惜しい。

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自転車に群がる。

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バイバイ、もうカエル。