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ハピネスチャージプリキュア!かわルン☆コレクション感想。

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以前の記事にて、カセットだけお見せ購入済みだったことはお知らせしましたが、ようやく3DSの「ハピネスチャージプリキュア!かわルン☆コレクション」をある程度プレイできましたので、そこまでの感想を挙げてみます。2世代前のプリキュアのゲームなので、今更感はありますが。

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前置き。

ハピネスチャージ含め、ぼくはプリキュアシリーズを近年のものだけ飛び飛びで見たことがあるという程度なので、ほとんど初心者みたいなものです。でも今は、最新作である「魔法つかいプリキュア」を1から毎週楽しみに見させて頂いてます。

なぜ唐突にプリキュアを本格的に見始めたかと言えば、これまた女児向けアニメ好きの弟の影響…というわけではありません。弟はなぜかプリキュアは見ていませんでした。では何かと言うと、Tumblrのタイムラインの影響であり、もともとはアイカツ関連しかフォローしていないつもりだったのですが、女児向けアニメつながりということなのか、プリキュア関連の記事もよく流れてくるようになったので、せっかくだから見てみよう、ということに。そんな今は大ハマり。

そして今回ハピネスチャージのゲームを選んだ理由は、リズムゲームが収録されている現時点でもっとも新しい作品だったからです。他にも多数のミニゲームは収録されていますが、とにかくリズムゲームがあることが、購入の決め手でした。

これらを踏まえたうえで、以下感想です。なお、Miiverseを通じての画像アップロードをしたかったのですが、おそらくこの頃のゲームにはまだ対応していないようで、カメラでの直撮りにせざるを得ませんでした。

良かった点。

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ハピネスチャージでおなじみの楽曲で、リズムゲームが遊べる。

今作の目玉と言っても過言ではない「プリキュアダンス」モード。モードセレクトでも先頭に置いているため、やはり目玉になるのかなと。

3D化されたプリキュアたちを背景に、おなじみの楽曲のリズムに合わせて、弧を描いて動くアイコンを叩くという、ぶっちゃけ「アイカツ」とほぼ同じルールのリズムゲームが遊べます。

また、ボタン数はAボタン+十字キーという5ボタン制で、聞いただけでは3ボタン制のアイカツと比べると難しそうに感じてしまいますが、ほとんどはAボタンのみが迫り、十字キーは少々挟まれる程度なので、難易度としてはそんなに差はないと思われます。

豊富なコスチューム。

ハピネスチャージといえば、劇中でもさまざまなフォームチェンジを披露してくれるのが、見どころの一つ。

ダンスモードではそれに応えるかのように、デフォルトではいつもの変身状態の姿ですが、アニメ版では3Dになって戦うのが印象的な、フラメンコやヒップホップなどのフォームチェンジ形態に加え、変身前の私服姿に着替えることも可能です。いつもは着ないような多数の洋服に加え、さらにはポリスやパティシエなど、そんな格好でもダンスできるのかとおどろくような、職業制服だって選ぶことも可能です。

コスチュームを変えてダンスできるという点自体は、これまたアイカツと共通しているのですが、あちらはアイドル衣装中心なので、コスチュームに関しては差別化できているかと。

幅の広い難易度。

上記のリズムゲームに加え、後述のミニゲーム集は難易度の変更が可能であり、それぞれ「やさしい」「ふつう」「むずかしい」「チャレンジ」の4段階から選択可能であり、「やさしい」ならばプリキュアの本来のターゲットである低年齢層でも、難なくクリアできると思われるほどの簡単な難易度となるのですが、「チャレンジ」にするとわれわれゲーマーでも忙しさを感じるほどの難しさとなります。リズムゲームで「チャレンジ」にすると、某音ゲーの高速曲かと思わされるほどの速度で、アイコンが流れてくるように。

キビキビ踊ってくれるダンスシーン。

先述の「プリキュアダンス」や、フォーム固有のダンスを背景にミニゲームを行う「フォームチェンジダンス」では、3D化されたキャラクタたちが踊ってくれますが、アニメでおなじみのエンディング曲だとまったく同じように踊ってくれますし、それ以外でも独自のダンスをなめらかに披露してくれます。

「プリキュアダンス」の方だとハピネスチャージのメンバー数と同様に、最大4人でダンスすることになります。3DSの小さい画面で4人ものキャラクタが動きまわるのは圧巻ですし、とても賑やかに演出してくれますが、もちろん処理落ちすることはありません。

過去のプリキュアも登場。

ハピネスチャージとは銘打たれているものの、「MaxHeart」~「ドキドキプリキュア」までの過去作のキャラクタが「プリキュアダンス」モードで使用可能です。デフォルトだとハピネスチャージのメンバー4人がセットされていますが、彼女らを歴代プリキュアに入れ替えられます。

長きに渡ってシリーズが続いているおかげで、そのキャラクタ数は圧倒的であり、どのキャラクタ同士を組み合わせてみようかと考えて楽しむことができるでしょう。

以前のプリキュアが好きだったけど、当時はリズムゲームがやりたくてもなかったという場合でも、今作でその過去のキャラクタを使ってダンスさせることができます。

なお、今回ぼくは、初回特典として封入されていたDLCを使って、開始早々に全キャラクタを解放させました。(中古で買ったのですが、運良くDLCが使用されていなかった。)DLCなしでもいずれ解放できるとは思うのですが、条件は不明です。

オープニングムービーが豪華。

ゲームを起動するとアニメ版と同じ主題歌のオープニングムービーが流れるものの、そのオープニング映像はゲームオリジナルのアニメとなっています。さらに、1シーンだけですが、歴代プリキュアのリーダーが勢揃いする場面もあるので、ファンならば一度は観ておくべきオープニングムービーでしょう。

ついでに歌詞も表示されており、カラオケのように色がつくので、一緒に歌ってもいいかもしれません。

おはなしモードがフルボイス。

ハピネスチャージは衣装チェンジが主な題材になっているためか、さまざまなお仕事にまつわるミニゲームと、最後にサイアーク戦が展開される、全8話のストーリーが選べる「おはなし」モードがありますが、これがなんとすべてのセリフがボイスつきでストーリーが進んでいくのです。言うまでもないのですが、アニメ版と同じキャストが演じられています。

ストーリーそのものも、あらゆるお仕事がどのように人々の役に立っているのか、大人となった今でも改めてそのお仕事の大切さを再認識されてくれます。世の中に不平不満を垂らし、サイアークに変貌しかねない大人たちには、ぜひプリキュアたちの努力する姿を観ていただきたいところです。もちろん子供たちにも、ためになる話が多く、安心して聞かせられる内容です。

また、アニメ版と違って基本的にテキストで展開されるためか、ややゆっくりめに、子供たちにも理解しやすいように読み聞かせているように感じます。文字も大きめで漢字は使われてないため、声を聞かなくてもついていくのは容易でしょう。

多数のセリフが存在する会話シーン。

「おはなし」モードとは別に、ハピネスチャージのメンバー4人それぞれとのやりとりが楽しめるモードが存在し、そのセリフパターンは豊富。3DS本体時間が夜になると「早く寝なきゃダメだよ。」と言われるのに加え、唐突にプリキュア全シリーズにまつわるシルエットクイズが出題されることがあります。さらには歴代プリキュアの誰かが訪問してきて、ハピネスチャージのメンバーと絡むというサプライズも。

ただしこのモードの場合ボイスはありません。さすがに全シリーズ分の声優さんは使えないか。あと、夜更かしは身体に悪いのでやめましょう。

悪かった点。

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曲数が少なすぎる。

ハピネスチャージのゲームである以上は仕方ない点ですが、ハピネスチャージのオープニング曲と前期エンディング曲、あとはなぜかプリキュア5の後期エンディング曲と、ダンスモードで遊べる曲が合計たった3曲しか存在しません。ダンスモードを一番の目当てとして買った身として、この曲ではさすがに寂しすぎます。追加コンテンツの画面を開いても、全プリキュア解放のDLCしか載っていないため、追加楽曲も望めないところです。

でも曲数が少ない代わりに、幅の広い難易度と、大勢のキャラクタとステージという長所はあります。

ダンスモードのBGMが聞こえにくい。

ダンスモードで流れる楽曲と、それ以外の画面のときに流れるBGMを比較すると、どうもダンスモードの楽曲の音量が小さいように思います。それに加えて、アイコンを叩いたときの効果音が異様に大きいため、ますます楽曲の聞こえづらさに拍車をかけています。リズムゲームとしては、少々まずいのでは。

フォームチェンジダンスはダンスと言えるのか?

上画面の方では、フォームチェンジしたプリキュアが、そのコスチュームに応じたダンスを披露しているのですが、リズムゲームというよりはミニゲームとなっています。

下画面の方で、振ってくるアイコンをキャッチしたり、正解のアイコンを連続で選んだりというのが展開されていくのですが、下画面でミニゲームが展開されるせいで、せっかく上画面で踊ってくれているのに、それを鑑賞する間がありません。

ミニゲームの出来はさておき、いつものダンスモードのように、せめて片方の画面だけで展開してくれれば、もう少しマシだったのでは。

おはなしモードの難度がぬるい。

おはなしモードでは、お仕事にまつわるミニゲームと、サイアーク戦を挟みつつ展開されるのは先述の通りで、おなはしモードでプレイ済みのミニゲームは、なりきりモードで再度プレイできます。

なりきりモードでは難度の変更ができるものの、おなはしモードではおそらくすべてのミニゲームが難度「やさしい」で展開されるため、大人にとっては簡単すぎて退屈になってしまいます。一度おはなしモードをプレイしないと、なりきりモードに出現しないため、必ず一度は「やさしい」でプレイすることになってしまいます。

でも、お仕事のミニゲームが厳しすぎたら、それはそれで仕事は厳しいものという思い込みを植え付けることになってしまうので、そこは「やさしい」でも構わないでしょう。でも、せめてサイアーク戦の難度だけは話数が進むたびに上がっても良かったはず。緊張感高まる戦闘シーンのはずなのに、いつも同じ難度で代わり映えしないので、ただの消化試合と化しています。

やや粗い3Dポリゴン。

2世代前のプリキュアのゲームという点を考慮しても、3Dキャラクタの表現には難が残ります。輪郭のギザギザが目立ち、(アンチエイリアスがかかっていない?)、陰影の描写もなくベタ塗りに見えるため、顔に手を当てるしぐさなどをしたとき、肌が一体化して見えてしまうという問題もあります。

造形そのものはよく出来ているので、誰が誰だかわからないなんてことは一切ないですし、ダンス中の動きなどもしっかりとしてくれるので、上記の点が残念でなりません。

おはなしモードの動きが乏しい。

おはなしモードでも、3Dのキャラクタたちがストーリーを進めてくれます。しかし、ダンスモードではキャラクタがグリグリ動いてくれた反面、おはなしモードでは固まったかと思うくらいに、あまり動いてくれません。

ただじっと静止している姿がやたら多く、口くらいしか動いていないのです。棒立ちするにしても、せめてほんのちょっとでも揺れ動いてくれたら、いきいきしたキャラクタだと感じられるのですが。

過去のプリキュアはあくまでもおまけ。

これまたハピネスチャージのゲームだからという理由もあると思われますが、ダンスモードで過去のプリキュアをリーダーに設定できないのは、いかがなものなのでしょうか。どうしても、ハピネスチャージのメンバーから1人をリーダーにしなければいけません。

オープニング曲だけ過去のプリキュアを混ぜることが不可であるうえに、過去のプリキュアは変身後の姿しか使えません。会話シーンで、変身前の姿で絡んでくることがあるので、過去のプリキュアの変身前の3Dポリゴンが存在しないはずはないのですが。

また、オールスターとは言いつつも、映画版限定のキュアエコーは登場しません。

ほとんどタッチ操作強制。

タイトル画面からモードセレクト、ミニゲームに至るまで、なぜかほとんどの画面でタッチ操作のみ受け付けており、ボタンで操作できない場面が多すぎます。ミニゲームならともかく、モードセレクトくらいは十字キーとボタンで選んだ方が、圧倒的に早いはずです。

ボタンで操作できる場面といえば、ダンス中とコスチューム選択くらいでしょうか。

画面をタッチするという行為そのものが子供の好奇心をくすぐるものかもしれないので、そちらで操作させたい気持ちはわからなくもないのですが、せめてどちらでも操作可能にするべきでしょう。

サイアークを出す必要性が薄い。

おはなしモードの各話の最後のほうでは、サイアークとの戦闘になります。アニメでもお決まりの展開なので、外すわけにもいかないのでしょうけど、サイアークというのは通常、弱みにつけこまれた一般市民が変貌した姿のはず。でもゲームの場合だと、そんな展開はなく、**ただ唐突にサイアークが出現したと言われて倒しに行くだけ。

さらにはナマケルダ、ホッシーワ、オレスキーなど、敵幹部が誰一人として登場しません。基本的にサイアークは、彼らのせいで生み出されてしまう存在のはずです。ただし、おはなしモードはフルボイスで展開されるので、彼らを出すとキャストも増えて費用もかかってしまいます。勝手にサイアークが湧いてきたという形に変えざるを得なかったのでしょう。

立体視モードがない。

別にあってもなくても困らないものではありますが、3DSである以上付いているのが普通の機能のはずです。でも、立体視モードは低年齢層への目の負担が大きいため、プリキュアの本来のターゲット層を考えれば、無しにせざるを得なかったのでしょうか。それともあるいは、作る暇がなかったのか。

まとめ。

ゲームとしての難度の低さと、曲数の少なさ、3Dの粗さ、不親切な操作性と、各所に欠点は散在しています。しかしその一方で、キャラクタ自体が多いことと、やはり3Dでできていること、豊富なコスチュームを選べることから、いつでも大勢のプリキュアたちのかわいらしい3D姿を眺められるという点では充分な価値があると言えます。

このゲームの次回作である「プリンセスプリキュア」のゲームはまだプレイしていないものの、写真を見る限り3Dは使われていないようなので、やはり3D目的かつキャラ数重視ならば、現時点ではこれが唯一の選択肢になるでしょう。

また、短いながらも独自のストーリーが用意されているので、アニメ版を全話堪能してしまったけど、ハピネスチャージの活躍をもっと長くみていたいと考えている人にも楽しめるはずです。

ところで現在、アーケードではアイカツと同じ筐体でプリキュアのゲームが稼働しているようです。(ぼくはまだ未プレイです。公衆で門前で男がプレイするのはやっぱ恥ずかしい…。)もしかしてハピネスチャージの3DS版があったから、こんにちのアーケード版につながったのでしょうか。もっと作りこまれたプリキュアのリズムゲームをやりたいと思った人は、きっと多かったはず。個人的には、WiiUで出してほしいんですけどね。