ワイヤード・パンチ

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ミナミヌマエビは念入りに準備しなくても勝手に殖える。

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わが家の水槽にはコケ取り要因として、ずいぶん前からミナミヌマエビが居ます。(とはいえ、コケ取りとしてはあまり活躍してくれませんが。)初めは10匹居たエビも、そのうち数匹はなぜか水槽の外に飛び出して、勝手に干からびて死んでいるところが見つかったりと、その数を減らしていきました。そのはずなのですが、改めて水槽内をよく観察すると、小さなエビがうろついていたうえに、初めに居た数よりもエビの合計数が増えていたのです。特に繁殖のための目立った準備はしていないにも関わらず。

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ミナミヌマエビの増え方。

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ミナミヌマエビの繁殖方法はタマゴです。グッピーのように、子の姿のまま産むような便利さはありません。オスとメスで姿がはっきり異なるグッピーと違って、一見するだけでは雌雄の判別が付きにくいと思われます。しかしミナミヌマエビは体が透けているおかげで多少は判別が容易で、透けた体の内側にタマゴを抱えているのが見えれば、それがメスだと判別できるはずです。

タマゴを抱えたメスのエビを見かけたことがあったので、それを捕獲して産卵箱に隔離することにしました。水槽内に居る他の魚たちに、タマゴを食われるわけにはいかないので。しかし産卵箱と言っても、全く別の水槽というわけではありません。いつもの水槽のフチに引っ掛けるタイプであり、フタはありません。それが災いし、エビは壁をよじ登る能力があるので、しばらく部屋を留守にしていたスキに、水面から産卵箱を脱走してしまいました。また捕まえるのも面倒だったので、そのまま自然の産卵に任せることにしたのです。

そしてタマゴを抱えたメスのエビのことをすっかり忘れていたある日、いつものように水槽を観察してみると、見たことのない小さいエビを発見。初めに買った成長済みのエビとは、明らかにサイズが違います。きっと、いつの間にかタマゴから産まれて、運良く食われることなく生き延びたのでしょう。過去にグッピーやプラティを隔離させずに稚魚を産ませてしまい、一匹だけ生き残ったことがあるので、同じような状況だと思ったのです。

ところが後日、その小さいエビはたった一匹ではありませんでした。一匹見かけたら近くには二匹目、さらに探してみると四匹や五匹は居たりと、たまたま生き延びたにしては、結構な数になっていました。初めに買ったエビのうち何匹かは死にましたが、小さなエビがその死んだ数以上に増えてくれたため、合計の数は上回ったのです。

生存率の上げ方。

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水槽内にはウィローモスと呼ばれる水草の一種を入れています。底砂に植えるのではなく、流木や石に張り付かせる形となります。ウィローモスを育てるのは非常に簡単で、世話らしい世話は必要ありません。ちゃんと張り付くようにしているようにしていれば、ただウィローモスを水槽の中に入れているだけで、勝手に成長していきます。特別な肥料も使いませんし、水質の調整なんかもしていません。初めはこぶし一握り以下しかなかったのに、いつの間にか流木と石を覆い隠すほどになりました。

そして、この生い茂ったウィローモスが、ミナミヌマエビの子の生存率を上げることになります。ミナミヌマエビは成長し切ってもサイズはあまり大きくならず、生い茂ったウィローモスの中へ簡単に隠れることが可能です。逆に成長したグッピーなどはエビと比べたらサイズが大きいので、ウィローモスの中へ入っていくことができません。つまりウィローモスの中は外敵から守る絶好の隠れ場所であり、自然にタマゴを産ませるには最適なのです。元々は水槽の見栄えのために入れ始めたウィローモスですが、有効活用となりました。

ウィローモスにしろミナミヌマエビにしろ、特別な世話をしなくても勝手に成長してくれる便利な性質を持っているので、それがうまく合致して、ミナミヌマエビの自然繁殖につながったのでしょう。グッピーなどと違って動きが機敏ではなく、ウィローモスの中に留まれる時間が長いことが、生き残った数の多さにもつながったのでしょうか。

ミナミヌマエビを増やしてみたいけど、わざわざ隔離する暇がないとお考えの皆さん、ウィローモスを繁殖させてみてはいかがでしょうか。でもこれ、のちのちすごい数になるんじゃなかろうか。以前の記事で、ミナミヌマエビはコケ取りなんてしてくれないなんて失礼なこと書いてしまいましたが、たった10匹しかいなかったのが原因だったのかもしれません。これからに期待。