ワイヤード・パンチ

他人から「向いてないよ」なんて言われる筋合いはない。

何かと嫌われがちなテレビの地上波ですが、これはCMにも当てはまります。全部が全部いやなわけではないのですが、CMのうちの一つに、どうしても気に入らないものがあります。同じような境遇に立つ人にとっては我慢ならないものではないでしょうか。

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自分の選んだ道を否定される不快感。

とある炊飯器のCMです。商品名やメーカ名は覚えてないのでボカしておきます。とある夫婦が炊飯器のCMらしく、白いご飯を食べながら会話しています。そこで妻が夫に向かって「会社員をやめてそば屋になるって言ったときはびっくりした」といった旨の内容で切り出します。ここまでならよくある会話です。むしろ、安定してるけど退屈な会社員を捨て、今までの全く違う道を志した夫は素晴らしいと思います。作られたストーリーとはいえ。

しかし問題はこのあとです。妻は続けざまに言います。「前から言おうと思ってたんだけど…向いてないよ。」何言っとんねん、こいつ。最も身近な存在であろう妻から、なぜこのような否定的な意見を言われなければいけないのでしょうか。夫はまだ会社員の身で、これからそば屋になろうとしているのか、それとも既にそば屋になっていて、売れ行きがよろしくないのかどうかは不明です。どちらにしろほとんどの人が、自分で選んだ道を否定されることには、不快感を覚えるのではないでしょうか。さらに、実際に脱サラしたそば屋の人が聞いたら、どう思うことか。この夫がどう思ったかは知りませんが。

これは架空のストーリーかつ、ぼく自身はまだ独身なのにこんなこというものなんですが、夫婦だったら互いにやりたいことを応援しあうものなんじゃあないんでしょうか。あと、商品と関係ない要素で他人を否定するなんて、商品を売りたいCMとしてどうなんでしょう。

ぼくだって好き勝手やりたい。

何度も書いていますが、ぼくはブログのタイトルどおり、いずれ大阪を出て行く予定です。しかし、地方に移り住みたいなんて親に言ったときには、「田舎で生活出来るわけないやろ!不便やし、仕事ないし、カネも持たんで!」なんて言われるのがオチです。親なのに息子のやりたい事を否定するなんて、どういうことですか。ぼくにこのまま一生、汚い土地と危なっかしい人間とつまらん仕事にまみれて生活しろと言うんですか。そんなんお断りです。実際にやってみないとわからんでしょうに。

そもそも地方に住んでいる人は多数いるのです。その人たちがそこら中でのたれ死んでいるわけがありません。実際に生活できているのです。これを見て生きていけんなんていうのは、あんまりにもおかしいです。その考えのほうが現実逃避と言えるのではないのでしょうか。よって、他人が進みたい道を否定することは、全く何の価値もありません。特に否定した側、実際に他人の進みたい道を阻止して何か得になることはありましたか。

逆にぼくの親は、欲がなさすぎます。「やっぱ大阪便利やし、一生働かなあかんし。」とか言ってしまう。便利であるのはまだわかりますが、いくらなんでも一生働くという考えは異常です。「いくら払っても払っても、いろいろ支払いが終わらん。」とも言う。なぜそんなに自分を追い込む状況になってしまったのか、家族であるぼくにもわかりませんが、こういう苦しくおかしな状況こそ否定するべきものでしょう。