ワイヤード・パンチ

元・大阪人が、岡山の山奥でも生きていけることを証明するためのブログ。

全く初心者の釣り体験。意外に頭を使うスポーツ?

大阪から岡山の山奥に引っ越して、もうすぐ1ヶ月です。大阪に居る限りずっと出来なかったことの1つ、それは魚釣りです。現在ぼくが住んでいる家の近所に、釣りを趣味としている人が居て、その人に釣りスポットへと連れていってもらいました。全く釣りをしたことがないせいか、とりあえずエサを投げ込めば小物くらいはすぐ釣れるんじゃないの、とタカをくくっていましたが、実際はそんな甘くありませんでした。

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今回の釣りスポット。

今回釣りに行った場所は山手ダムです。ダムと言ってもテレビでよく見るような大がかりなものではないし、観光客も全く居ません。近隣に住んでいると思われる人たちが少々居るくらいです。でも魚は居ます。

久米南町役場から国道53号に沿って岡山方面へちょっと進み、交差点から山道へ曲がり、どんどん進みます。道中には採掘場もあり、広く切り取られた岩肌など、その光景は圧巻です。

採掘場からさらに進み、いくつか曲がったりなどして、とりあえず山手ダムに到着。すでに先客がおり、クルマも何台か停まっていました。人工的に作られた石垣の斜面になっているところがあるので、そこから釣りのできる水場に降りられます。

なお、ここで釣れるのは基本的にブラックバスとなります。

今回は釣りが主な目的ですが、この辺りにどんな生物かいるか、またどんな行動を取るのか眺めるもの楽しかったりします。

たとえば水辺の浅いところにはアメンボがいっぱい水面を漂っています。大阪の実家近くにも昔はアメンボが居たはずなのですが、いつ頃からか見なくなってしまいました。本当にアメンボを見るのは久しぶり。これも自然の証拠ですね。

もう1つ浅いところにいるのは、おそらくミナミヌマエビ。色がない透明の小さいエビ。ミナミヌマエビなら既に自宅の水槽内で飼育していますが、それは大阪のペットショップから連れてきたものです。自然の姿を見るのも初めてですし、これだけいっぱいいる相手をわざわざお金を払って買ったのがもったいなく感じました。

まともに竿を振れない。

水辺の側に足場を組み立て、日避けのパラソルも釣るための竿も設置します。なお、釣り道具は借りました。リールなどはない、ただエサをつけて投げる程度のもの。

さっそく釣り開始です。パン粉を練ったエサも貸してもらい、それを竿の糸の先にある釣り針にくっつけます。そして水の方へ竿を振ります。

ところが釣り針があらぬところへ飛んでいきます。すぐ手前のところで沈んでしまったり、竿自体も長いので後方の草木にひっかけてしまったり。

うまく竿を振るコツとして教えてもらったのは、まず片方の手で竿を握り、もう片方の手で糸の先の方を握ります。竿と糸を並行にし、糸を引いて竿をしならせたあと、糸を離して弾き飛ばすとともに、竿を上に持ち上げます。そうすることで、うまく遠くの方へ飛ばすことができました。

エサがすぐ消える。

今回使用したエサは、おそらくパン粉を練ったものです。こちらも頂きました。釣り針くらいの大きさにちぎって丸めて、針にくっつけます。

そしてエサをくっつけた針を水に向かって投げ、獲物がかかるのを待ちます。

ところが、エサを取り付けたはずなのに、糸の中間あたりにある浮きが沈みません。エサの重みで浮きも沈むはずなのですが。

どうなったのかと針を陸に戻してみると、取り付けたはずのエサが一瞬でなくなっていました。獲物が食いついてきた感覚もないので、持って行かれたわけでもなさそうです。

考えられる理由は2つ、エサの練り方が足りずに水に着けた衝撃で外れた、あるいはどうあがいても水に溶けやすいので溶けてしまったかです。

ルーキーラック?

こんなすぐに無くなるエサでほんまに釣れるんかいな、そう思ったときに近くの雑草付近に、たまたまミミズが通りかかってきました。

ミミズはどう見ても気持ち悪くしか見えないのですが、大阪に居たころはほとんど見かけないものでした。そんなミミズが居るということは、この釣り場は自然に溢れた証拠でしょうか。

カエルを飼おうとしていたときを思い出し、生きたエサならばきっとサカナも食いついてくれるだろうと思って、触るのに抵抗はありますが、そのミミズを捕らえることにしました。

なるべく触るまいと、片手で釣り針を持ってミミズの身体に刺そうとしますが、ぬるぬる滑ってうまく刺さらず。しまいには水の方まで逃げ込んでしまい、このままでは刺すのが困難に。ミミズって水の中で呼吸できたっけ。

意を決して、逃すまいともう片手でミミズを掴みました。じたばたするしぬるぬるもするのがたまらなかったのですが、これでようやく針をぶっ刺して、エサにすることができました。

釣り針でもがくミミズをエサにして竿を振り、もう一度釣りに挑みます。すると今度は即ヒット。浮きも揺れ動いており、サカナが食いついたことがわかります。

そして竿を上げてみると、糸の先にはブラックバスがぶら下がっており、見事に初ゲットとなりました。なお、最初に貼った写真がそれであり、体長はおそらく15cmほど。大した獲物ではないですが、初の成果だけあってうれしいものでした。

なお、そのブラックバスは近所の人が遠くに放り投げてしまいました。しかも陸の方に。もちろん、死にました。釣り上げたものを持ち帰る気もなかったし、あちこちでブラックバスを駆除しろとのお達しもあったりしますが、この対応は良かったのでしょうか。

好調は続かない。

エサにしたミミズは当然食われて消えてしまったので、またパン粉による釣りに戻ります。でもやはり、水に投げ込んだ瞬間に外れるか、あるいは時間が経つとすぐに溶けてなくなるので、全く成果がありません。

水の中にパン粉を沈め続けて何時間か経ったころ、またもやすぐ側の雑草からミミズが出現しました。釣れないぼくのもとに救世主降臨か。これならまた釣れると、さっそく2匹目のミミズを捕らえました。

さらに、いつの間にか片膝に小さい青虫がくっついているのも発見。これもエサにならないかと、釣り針に突き刺してみました。膝に液体をかけられてしまいましたが。

なお、竿に釣り針は2つついているため、青虫もミミズも両方同時にエサにできます。2匹をエサにいざ釣り再開。竿を振り、エサを沈めます。

ところが先ほどと打って変わって、ヒットする様子がありません。浮きも風に揺られるだけで、沈んだりしません。

一体どうなってるのかと、しばらく時間が経ったあとに竿を引いてみると、エサにしたミミズはかなり弱っており、青虫は弱ってるどころか、針を刺した時点で死にました。

肝心なことを何で忘れていたのでしょう。針なんてぶっ刺したら、当然ながらしばらくしたら死ぬに決まっています。死んだエサなんて、サカナから見ればエサには見えないかもしれません。

でも、何で1匹目のミミズはうまくヒットしてくれたのでしょうか。考えられる理由として、刺しどころが良くてなかなかくたばらなかったか、たまたまサカナが近くにいたので活きの良し悪しは関係なかったか、あるいは2匹目よりも小さく適度に食いやすいサイズだったのか。

初めての成果は1匹で終了。

またパン粉での釣りに戻ったわけですが、パン粉で釣るのはやはり難しいのか、それとも運悪くサカナが居なくなったのかはわかりませんが、最初の1匹以降全く釣れなくなったので、昼前に山手ダムでの釣りは終了しました。

ポイントを変えてみようということで、今度は美咲町にある旭川へと連れていってもらいました。こじんまりした山手ダムと違って、幅が広く見晴らしの良い川です。ボートに乗って釣りをする人もちらほら見られます。

ところが着いてしばらくしたあと、雲行きが怪しくなってきました。山の向こうから色の濃い雲が迫ってきており、雨が降る恐れがあったため、残念ながら今日の釣りはここで終了です。またの機会があれば挑戦したいところです。

それにしても釣りは、ただヒットするのを待つだけに見えて、意外に考えることが多いかもしれません。有効なエサは何か、いかにエサを生かすか、竿の振り方、などなど。

あと、水辺の側なので場所によっては涼しくなることもあるでしょう。今のこの夏の時期、部屋の中は冷房なしで耐えられないくらい暑くなる場合もあります。かといって冷房は効いてても店などで遊ぶ気はない、そんな外に居ながら涼みたいときに釣りが良いかもしれません。

エサの調達し放題?

今回はたまたま通りかかったミミズをエサにしましたが、そんな都合良くミミズはしょっちゅう湧いてきません。一方で毎日たくさん見かけるものがあります。カエルです。

わが家は近くに田んぼがあるおかげか、四六時中カエルの姿を拝むことができるのです。昼なら窓を見ればとりあえずアマガエルが貼り付いているし、夜なら家の前でイボガエルがぼくに何を期待しているのかとりあえず鎮座している、といった程度に。

そこでふと思ったのです。もしかしたらカエルは、釣りのエサに出来るんじゃないかと。

実際に大阪のペットショップでは、大型魚のエサ用として白い小さめのカエルが多数販売されていました。カエルは生きたエサしか食いませんが、カエル自身も生きたまま食われるのです。

ところがそれは、人間の手により作られたものとはいえ、初めから食われる運命にあるカエルです。でも、家の周りにいるカエルは、自然で生きるカエルなのです。

そんなカエルを勝手な都合でバンバン獲りまくって、何か害があったりしないでしょうか。心配です。

と言いつつミミズは容赦なく殺してエサにしてしまいましたが、あれは見た目が醜悪なので簡単にやれてしまいます。でもカエルは別です。カエルに針をぶっ刺す気になれますか。

見た目ってほんと大事ですね…。