この元空き家に住み始めた頃、備え付けの洗濯機は二層式でした。ただでさえ面倒なのに、冬のときは冷たい水に触れながら洗濯物を脱水槽に移し替えるのが大変でした。でも、最近になって自動式に買い替えたので、格段に楽になりました。ところが、まれに「衣類片寄り」というエラーが発生するのですが、そうなるとなぜか洗濯が一向に終わる気配がありません。
今回の洗濯機。
TOSHIBAのAW-4S2です。公式サイトによると2014年11月発売となっていますが、本体裏には2015年製と書かれていました。
最新の全自動洗濯機ではないものの、以前使っていた二層式洗濯機が2000年式だったので、そこから比較すると、大幅に新しいものになったと言えます。
というか二層式って、平成ではもう作られてないと思ってましたよ…。(平成元年生まれ・27歳・男性・独身)
一年ほど前にこの家に引っ越した頃は畑仕事のアルバイトをしており、土や泥に汚れることも多かったのですが、正直言って一向にお金になりませんでした。
よって今は、多少は収入が改善される工場の室内仕事に移ったため、以前ほど服は汚れることはありません。工場とは言っても、油などを使うことはしていません。
そのため、洗濯機はいつもスピードコースで済ませています。所要時間も洗剤量も、標準コースに比べると半分。大幅な節約です。
エラー時の状況。
ところが便利なはずの全自動洗濯機でも、まれに困った事態が発生します。
洗濯機に衣類と洗剤と柔軟剤を入れてスイッチオン。フタをしめて後は任せること十数分。いきなり洗濯機からピピピッと聞きなれない音が鳴り響きます。完了のときとは違う音です。
何やら止まっているので前面パネルを見てみると、「衣類片寄り」というところに赤いランプが付いていました。
しかし、洗濯物のほとんどは洗濯ネットに突っ込んでいたため、いざフタを開けても何がどう傾いているのか、よくわからず。
それでも片寄りと言われているので、ひとまず手直して再度スイッチオン。現在進んでいる工程を見ると「脱水」まで進んでいたので、もうしばらく待っていれば完了するでしょう。
ところが数分経つと、また音が鳴って、同じく「衣類片寄り」のランプが付いていました。もう一度直して再開させるも、またもや…。
どうして衣類片寄りばかり発生するのか。それも不思議ですが洗濯ものに触れてみると、なぜかずぶ濡れ。脱水の工程まで進んでいたはずなのに。
なぜ脱水しているはずなのに、ずぶ濡れなのか。フタを閉めて再開させたあと、すぐに立ち去らずしばらく様子を見てみると、なんと水の流れる音が。
脱水中のランプが付いているはずなのに、その真逆にあたる「注水」を勝手に行っていたのです。余計なことせんでいい!
本来ならもう洗濯が完了する時間なのに、30分経っても40分経っても膠着状態でした。
このままではラチが開かないと思って、いったん電源オフ。また一からスピードコースで全行程をやっていては無駄に時間を使うので、今度は脱水のみのコースに切り替えてみます。
これでOKだと思ってフタを閉めてスタートボタンを押してしばらく待ちました。すると、またもや水の流れる音が。
「脱水」コースであるにも関わらず、「注水」から始めていたのです。バカなのか!?この洗濯機!
説明書などによると、どうやら衣類の片寄りを直すために注水を行っているらしく、それでも直らない場合に停止して、手直しを要求するそうです。
だからと言って、脱水工程で注水をするのはおかしな話です。素直にエラーを吐いて、人間に修正させたらいいことです。
完全に脱水のみを行う方法。
もうこのまま洗濯機からずぶ濡れのものを取り出して干すしかないのか。と思ったのですが、まだ試していない手順がありました。
それはごく単純。洗濯機の後ろにある蛇口を閉めることです。
注水できないとまた別のエラーになるのではと思って初めはためらいましたが、この際ぶっつけ本番で試してみます。
というわけでずぶ濡れの洗濯ものを洗濯機に戻し、蛇口を完全に閉めてから再度、脱水のみコースを実行。スイッチオン。
…注水は行われません。水の流れる音はしません。蛇口を閉めているので当たり前ですね。肝心なのは、そのあとです。ちゃんと脱水まで進んでくれるか。
すると、洗濯機が回り出す音が。…やりました。勝手な注水を食い止め、完全な脱水のみを見事に実行することができました。
そして待つこと数分。今回は片寄りエラーになることなく、ピーッピーッと音が鳴って洗濯機は停止。無事に脱水まで終えることができました。洗濯ものはもちろん水気が抜けています。
よくよく考えると単純な手順でしたが、てっきりパネルの操作だけで脱水のみを実行できるという思い込みがあったため、ここに気づくのに時間がかかってしまいました。
というわけで皆さんも、お使いの洗濯機の脱水が永遠に終わらない場合、ひとまず蛇口を閉めてみましょう。
そもそも片寄りエラーを起こさないためには?
エラーさえなければ、無駄に時間を使うこともなかったのです。それじゃあなぜエラーが出やすくなっていたのか。
そのとき、上の写真のように、洗濯ネットとは別に、ネットの外にも衣服を出して、一緒に洗濯していました。
(写真ではネットの中に何も入っていませんが、実際はパンパンに入れていました。)
洗濯ネットのみで洗濯していたときは全くエラーになったことはなかったのに、このように別々のものを一緒に入れたときだけ、よくエラーが発生したのです。
ただ、このネットは小さいので、作業着のようにごつい衣服を入れると、他のものはもうほとんど入りません。
よってさらに大きいネットに変えて、作業着も一緒にネットに入れて、ネットの外には何もないようにして洗濯した場合は、特にエラーになりませんでした。
つまり、洗濯ネットを使って洗濯する場合、ネットの外には何も出さない方が、エラーになりにくいということがわかりました。
ちなみに、今回使っている洗濯ネットは、ズボラーネットというもの。手さげがついているため、洗濯後に干すところまで持っていくのが、非常に楽です。
物干しまで持っていく間に、靴下などをぼとぼと落とすということが無くなります。
今後も洗濯の際はズボラーネットにまとめて一気に洗うことにしますが、そのときごとに量が異なるので、それに合わせた大きさのネットを使い分けたいところです。
なお、小サイズで洗濯機のだいたいの目安は4.5kg~5kgとなっており、今回の洗濯機の推奨容量と同じくらいなのですが、実際にネットに入る量は、バスタオル3~4枚とその他細々したものでいっぱいいっぱいです。
特大でも今回の洗濯機に難なく入ってくれましたし、大きさに余裕を持ってネットを選んでも良いでしょう。