ワイヤード・パンチ

耳栓をスポンジ型からシリコン型に変えたけど、いかほどか。

夜寝るときはいつも耳栓をしています。しかし、愛用していたスポンジ型の使い捨て耳栓の残りがなくなってきたので、また同じものを買い足そうか考えていましたが、たまたまシリコン型の耳栓が人気であることを知り、今回はそちらを試してみました。

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そもそも耳栓をしなければいけない理由。

もともと大阪に住んでいた頃から耳栓をしていましたが、大阪よりも田舎なはずの岡山に引っ越してからも、相変わらず耳栓を使っています。

まず大阪に居た頃に耳栓を使っていた理由としては当然、周辺の騒音がひどかったため。

大阪の実家の周りでは、夜になっても家のすぐ側の車道はクルマ通りが多いうえに、さらに隣の家は夜の間だけ営業するスナックだったため、カラオケの音が夜中になっても響いてくるのです。

家周辺の悪環境に加えて、ぼくが寝る部屋の隣の部屋では、兄弟がまだ起きていたこともあり、PCのファンのうなる音や、キーボードを叩く音もうるさかったりします。ふすま一枚で部屋を隔てているだけなので、これではPCの音を防ぎようがありません。

外からも中からも、睡眠の妨害になるものが多すぎてたまりませんでした。かと言って、昔からこんな環境だったはずであり、幼き頃は何事もなく寝れていたのですが、歳を重ねたせいか仕事のストレスのせいか、徐々に耐えられなくなっていきました。

そこで耳栓の登場となるわけですが、家族が発する音に対しては効果を発揮してくれたものの、外にあるカラオケやエンジン音のように低い音に対してはほぼ無力でした。

大阪に居ては、もはや安眠はありません。これが大阪から抜け出す理由の1つとなりました。

そして移住先として岡山を選び、初めて寝る日となりました。新居から車道までは少し距離があるうえに、その車道は四六時中クルマ通りがほとんどありません。さらにスナックも周りにありません。

実家に家族を残して単身で引っ越したため、新居に居るのもぼく1人です。よって、これでようやく中からも外からも眠りを妨害されることはなくなりました。

と思ったのですが、今度は別の問題が発生しました。

夜になると鈴虫やカエルの鳴き声が聞こえてくるのです。岡山に引っ越すことで、人からの妨害はなくなりましたが、今度は人以外から妨害されることに。

近所の人たちは、そんなんすぐ慣れる、いくらでも寝れる、なんて言いますが、ささいな物音でも気になってしまうぼくにとっては、カエルの声ですら妨げです。カエル自体は嫌いじゃない、むしろたまに窓に張り付く姿がかわいいとは思いますが、さすがに妨害されるのはたまりません。

よって岡山に引っ越してからも、耳栓の出番は続きます。幸いなことに、カエルや鈴虫の鳴き声のような高い音は、耳栓で防ぐことができました。耳栓を使うという状態に変わりはないものの、大阪に居たときよりは効果を発揮できます。

妨害の種類が大阪と違うものの、耳栓で防げるものなので、岡山に来てからの方が安心して眠れています。

以前まで使っていた耳栓。

ようやく耳栓自体の話に入りますが、以前まで使っていた耳栓は「MOLDEX Mellows」です。

耳栓について調べるとMOLDEXの名前がすぐ出て来るくらい、MOLDEXは有名なものですが、その中の1つです。MOLDEXの中でも特に評判のものとしてはMETEORSやCAMO PLUGSがありますが、ぼくはこのMellowsを選びました。

MOLDEXのシリーズの中で最も柔らかい素材が素材が使われているためか、装着したときの負担が一番少なく感じました。長時間付けることになるので、就寝目的ならこれが良いでしょう。

その分、遮音性は他よりも劣るそうですが、先程も書いたとおりカエルなどの鳴き声はほぼ完全に遮断できますし、人の声もわかりづらくなります。目覚まし時計の音は聞こえるので、気付かずに寝過ごした、ということは無さそうです。

ただ、これに限らずスポンジ型の耳栓の弱点としては、装着したときに耳から少し突き出た形になるので、寝返りをしにくいことと、朝起きたときに取れている場合があること。どこに耳栓が落ちたか、探し回ることがしょっちゅう。

今回買ってみた耳栓。

以前までのスポンジ型と違って、今回は何かと話題のシリコン型耳栓「Macks Pillow Soft」です。

箱から開けたときは丸い形をしているので、どうやって耳に入れるんだと思うかもしれませんが、粘土のようにこねくり回したり伸ばしたりでき、粘着性もあるため、耳の穴を塞ぐように貼り付けて使います。

粘着性があると言っても、手にベトベトが残るわけでもないし、すぐにはがせるので安心。

ただ、耳を塞ぐように貼るといっても、たぶんそれでは耳を塞ぎきれないので、多少は耳の穴に押し込むことになるのでしょう。決して、スポンジ型のように棒状にして耳に突っ込んではいけません。

そして新しい耳栓に変えて一晩過ごした結果、寝ている間に耳栓が外れていることは格段に少なくなり、起きてすぐに探す手間が省けました。(毎日はずれなくなったというわけでもないが、頻度は減った。)耳から飛び出ない形状になったことによる利点でしょう。

また、肝心の遮音性についても、窓の外から聞こえてくるカエルや鈴虫の鳴き声は、スポンジ型同様に音をほぼ遮断することができました。一日中動作させている水槽のフィルターによる、水が流れる音も同様にかき消せます。

装着感も特に違和感を感じることはありませんでした。スポンジ型よりも耳の奥に入れないためでしょうか。あるいは、すでに耳栓自体に慣れてしまったからかもしれません。

どっちがお得?

シリコン型の最大の利点と言えるのが、水洗いに強いこと。

同じ耳栓を何度も使っていると、耳クソのニオイでどうしても臭くなります。そんなものを毎日耳に突っ込んでいたら、どうなることやら。(耳掃除をしていない、あるいは風呂上がりで耳を濡らしたままのせいとも言えますが。)

よって耳栓は基本的に使い捨てが推奨されていますが、1回使っただけで捨ててしまうのは、どうももったいなく感じます。

そこで以前のスポンジ型耳栓を、手洗い石鹸を使って水洗いしてみました。1日乾かしたあとに使おうと思いましたが、スポンジ型を水洗いしてしまうと、やけに膨張が強くなり、そのせいで耳に入れるために先を細く潰してもすぐに戻ってしまい、使い物になりませんでした。

一方シリコン型の方だと、石鹸を使って水洗いしても、形状や遮音性に影響をもたらすことはありませんでした。ニオイが気になりだすたびに洗って使えば、1つの耳栓で何日も使い続けられるでしょう。

とはいえ、この耳栓を買ってからまだ1週間も経っていないので、さすがにずっと影響がないとははっきり言い切れません。粘着性は徐々に落ちてくるでしょうし、そうなったらもう耳に貼れないので交換です。

ところで気になるお値段ですが現時点では、このシリコン型は6ペアで920円、先程のスポンジ型は200ペアで4,621円です。それぞれ1ペアの値段にしてみると、シリコン型は約153円、スポンジ型は23円となりました。

単価で見ればスポンジ型の方が安いですが、スポンジ型は水洗いに弱いため、1日1ペア使い捨てるとします。一方シリコン型は水洗いできるので、1ペアで1ヶ月は使えるとします。そうなると、スポンジ型は200日、つまり約6ヶ月強。シリコン型はちょうど6ヶ月。

スポンジ型の方が、セットが空になるまで多少長いですが、合計の値段で見ると非常に差があります。水洗いしつつ長持ちさせていけば、シリコン型の方が圧倒的に安く抑えられるでしょう。

以上の点を見ればシリコン型の方が優れているように見えてしまいますが、耳栓ごとに合う合わないがあります。これ1つだけが良いと決めつけず、値段ばかりにも気を取られずに、いろいろ試してお気に入りを見つけてから、まとめ買いするのが良いでしょう。

とりあえずぼくは、これまでスポンジ型を長く使ってきたので、しばらくはシリコン型に乗り換えて過ごしてみることにします。