ワイヤード・パンチ

元・大阪人が、岡山の山奥でも生きていけることを証明するためのブログ。

野球観戦が最もアツいのは外野席。

先週の火曜日、4月12日の事ですが、訳あってプロ野球の観戦チケットを頂きましたので、生まれて初めて観戦に行って参りました。京セラドームで行われた、オリックス対日本ハムの試合です。オリックスの試合はほとんど観に行っているという、熱烈なファンである親戚の方および、ぼくの家族と一緒に行き、観戦するうえでの豆知識をいろいろと教えていただけました。

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観戦に行くまでの経緯。

親戚の方は非常に野球に詳しいものの、ぼく自身はまったくもってそうではありません。特にひいきにしている球団があるわけでもなく、食事中に家族がテレビで野球を観ているときに、ついでに観るくらいです。ちなみにぼくの家族は、大阪だけあってやはり阪神ファンのようです。

そんな中、先述の試合のチケットをもらえる話が舞い込んできました。もし、ぼくだけの招待だったらまず行かなかったと思うのですが、複数人の招待が可能、さらに誰を連れてきても良いとのことだったので、家族および親戚に声をかけてみることにしました。さすがに平日なので仕事の都合もあり、全員を連れてくるのは無理でしたが、野球ファンの親戚の方には非常に嬉しい話になったと思うので、誘えて良かったです。

ちなみに親戚は、阪神ファンでもあるそうなのですが、それ以上にオリックスファンでもあるそうです。大阪といえば阪神の印象が特に強い中で、珍しい存在です。でも、阪神って兵庫の球団なので、本来ならば大阪人のほとんどが、大阪に球団があるオリックスファンであるべきなのに、なんでこうなったらのやら。

内野席は盛り上がらない?

今回のチケットで示されていた観戦の場所は、1塁側の内野自由席です。オリックス側の応援席となります。指定席に比べて自由席は、外側の席になってしまいますが、招待してもらえただけ良しとしましょう。球場に入って真っ先に驚いたのは、その広さです。夜だったのですが昼間のように明るく、ドーム付きなのになぜか外より広いと錯覚してしまうほどでした。

しかし、いざ球場には入ったものの、家族と親戚の事情により、入場が遅れてしまったため、試合はすでに3回まで進んでおり、しかも相手チームに1点取られている状況でした。ここから巻き返すことはできるのか、見守っていくことにしました。家族が用意してくれた弁当を、こぼさないように食べながら。

しかし、試合は4回、5回と進みますが、状況はなかなかひっくり返りません。それどころか、一気に3点も追加されてしまい、4対0のピンチ。「今日も負けか。」と周りで諦めのムードが漂ってきます。今日「も」と言い放ったのでなぜかと質問してみたら、どうやらここ最近のオリックスは白星がないうえに順位が最下位という、まずい状況なのだそうな。

まだ試合が終わったわけではないのに観客たちは目をそむけ、身内同士で勝手におしゃべりを始めます。もう負けだと決めつけて、応援をしていません。テレビと違って実況も聞こえないため、誰が何をしているのかもわかりません。そんな状況を見かねて親戚は「こんな眺めてるだけの内野じゃ応援できへん!外野行った方がおもろいで!騒ぎ放題やで!」と、外野席への移動を勧めてきました。外野の方へ目をやるとそこの観客たちはほぼ全員総立ち、さらに楽器の演奏もしていて、諦めずに応援を続けています。

内野でじっとしている人たちに比べて、外野の人たちは球団に対するアツい想いを抱いているのが伝わります。しかし、必死に応援しているということは、それにともなって騒がしくなるということ。常日頃からやかましいことが嫌いなぼくから見れば、外野に移動することは抵抗がありました。また、チケットは内野席のものなので、移動するのはもったいないんじゃないかという考えもありました。しかし「一度行ってみろって!」と積極的に勧めてくるものですから、ヘタに断るわけにもいかず、席を移動することにしました。

なお、どのチケットを持っていても外野席に移動していいらしいのですが、どうなんでしょうか。

観客みんなが一つになる外野席。

球場内を移動すること数分、ライト側の外野席に移動しました。そこに到着すれば、内野から見ていたとおり、観客たちの態度が明らかに異なっており、みんな熱心に試合を眺めていることがわかります。さらにはオリックスの攻撃の番になると、先頭の座席付近に赤や青のハッピを来た応援団の方たちが現れ、外野の観客たちに向かって叫び声をあげます。応援団および総立ちの観客が、バッターボックスに立った選手に応じた応援歌を、一丸となって熱唱します。

みんなと一緒になって同じことをするのに抵抗があったぼくでしたが、一人だけ違うことをしているのも場違いに思えたので、周りにならって立ち上がっておくことにしました。応援歌などは全く知らないので歌うことまではしませんでしたが、見よう見まねで腕の振りなどは軽く真似していました。あまり積極的にはなれなかったものの、時間が経つにつれて徐々に抵抗感はなくなり、無知だったぼくでも応援に加われたという思いは抱けました。少なくとも、内野席で観ているだけよりは面白いと感じました。

しかし応援むなしく、9回になっても一度も見せ場はなく、1点も入れることができないまま、4対0でオリックスの負けとなってしまいました。まだシーズンが開幕してひと月も経っていないでしょうから、少しくらいは盛り返してほしいところです。

ところで、息を思い切り吹きかけても、ジェット風船がぜんぜん膨らまなかったのですが。

応援がまだまだ足りない?

内野と外野で明らかに温度差があるように、オリックスファンみんなが応援に熱心になっていないと、親戚は言います。また、試合終了後はしばらく球場内のおみやげコーナーに居ましたが、数十分経ってからおみやげコーナーから出て場外に向かうと、さっきまでたくさん居た観客はどこへやら。人っ子ひとり見当たらず、まるで試合なんて無かったかのように、静けさが辺り一面に広がっていました。

親戚によると、阪神の試合が甲子園で行われた場合、試合が終わってから何時間も球場の周辺には観客がたむろしており、夜が明けるまで飲み続けるそうな。それに比べて、京セラドームに来たオリックスの観客は、試合が終わったらすぐにユニフォームのレプリカを脱ぎ、そそくさと帰ってしまいます。「オリックスのファンであることがそんなに恥ずかしいんか。」と、親戚は語ります。

さらに今回の京セラドームの入場者数ですが、全体の半分すら埋まっていないように見えました。阪神の二軍の試合にすら劣るらしい。

観客たちの態度は、今回は負け試合だったことも影響しているとは思いますが、野球に関して無知だった自分でも、もう少しくらいなんとかならないと思ってしまうほどでした。

なぜ勝てない?

ただの観客が、他人のやることに対してあれこれツッコむのも野暮だと思うのですが、親戚が言うにはその原因の一つとして、年俸を高くしすぎているということ。たしかに、その年俸にふさわしい実力のある選手は居るのだと思います。しかし、その期間だけはどれだけ活躍しようが、活躍できまいが、もらえる給料は全く同じ。つまり悪く言うと、いくらナマけようが大金が転がり込んでくるということ。頑張るだけ損ということ。もしこれが本当ならば、勝てないのも仕方ありません。3年契約という長い期間の選手も居るそうなので、なおさら。

これって、われわれ一般の人間にも同じことが言えるのではないでしょうか。たとえば正社員だと月給制なので、そのひと月にどれだけ仕事を頑張ろうが、どれだけサボろうが、もらえるお金は同じなのです。そんなシステムにしてしまうから、実際にぼくだって仕事中、隠れてネット見てサボってる時間が大半です。(最近になってついにバレてしまい、めちゃくちゃ怒られましたが。)

かと言って出来高制に変えてしまうのも得策とは言えません。実力のある人はそれに伴ってどんどん給料が増えていくでしょうけど、実力が身につくのが遅い人や、いくら経っても失敗続きの人は、全く給料がもらえないことになってしまいます。運が悪ければ死んでしまいます。仕事ならまだしもスポーツでこれをすると、強い人がとことん強く、弱い人はとことん弱くなるでしょうから、試合が成り立ちません。お金の話は難しいですね。

また、チーム自体に強い弱いがはっきりしていて、一方的な展開の試合が続くようなら、同じ球団内で一軍二軍に分けるのでなく、サッカーみたいにチームそのものを一軍二軍に分けて、それぞれ違うリーグで戦わせたら良いのでは。という意見も。そうすれば一軍の試合は、常に強いもの同士がぶつかり合う展開が期待できるとのこと。しかし、サッカーではどの県にも一つはチームが存在するほどの多さに対して、野球は日本全体で12球団しかありません。チームそのものを一軍二軍に分けられるほどの数と言えるのでしょうか。

球場に行けない場合の応援方法。

今回はチケットをもらえたのでオリックスの応援に行けましたが、オリックス含めてパ・リーグの試合は、どういうわけかテレビの地上波で放送されているのを見たことがありません。でもスカパーでJ SPORTS3というチャンネルを契約すれば、オリックスのほとんどの試合が放送されているので、オリックスファンならば押さえておくべきでしょう。64チャンネル同梱のプレミアムパックにも含まれているので、他のチャンネルもいっぱい観たいオリックスファンには嬉しい配慮でしょう。

アニメの再放送などはスカパーでなくても観れる場所は多いですが、スポーツ中継はそうでもないので、スポーツはスカパーが最も活きるジャンルかもしれません。

余談。

「大阪脱出計画」というブログタイトル(記事公開当時)なのに、なんで大阪の球団の試合なんか行っとんねん。なんてツッコミをされそうですが、別に球団はどこに存在していようが構いません。常日頃からつぶやいているように、見ず知らずの大勢の人間に、ただの通り道さえジャマされるのはめちゃくちゃ嫌いです。でも、たとえ人が多くともこういったイベントごとで、たまに大阪に向かうのはアリだと思います。そもそもオリックスの試合は、他の試合に比べておとなしめです。大阪はあくまでもイベント会場として使うべきであって、住処とするべき場所ではありません。