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GT1030-SL-2G-BRK レビュー。4Kはできるのか?快適にゲームはできるのか?

以前の記事にも書いたとおり、GTX950のグラボが壊れてしまったため、新たにGT1030のグラフィックボードに買い替えました。

ファンレスかつ安価に4Kが実現できるのは魅力なのですが、ゲームに関する性能は旧式であるGTX950にも劣ると言われています。

それでも快適にゲームが遊べるのかどうか、実際に試してみることにしました。

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外観をチェック。

まずは開封前の外箱です。おそらく60サイズのダンボール箱に詰められていたくらいなので、グラボの中でもコンパクトな方ではないでしょうか。

実際に開封してみると、先程の箱ですら大げさと思えるくらいの、小さなグラボ本体が出てきました。

ロープロファイルかつファンレス設計となっています。従来のファンの代わりに、放熱板が何枚も重なっています。

実際に取り付けてみます。今回使用しているPCケースは「SST-ML08B」という省スペース型のものであり、大きいグラボを取るか、HDDを取り付ける代わりに小さいグラボにするという選択を迫られます。

HDDを取り付けたい場合は小さいグラボにせざるを得ませんが、このグラボならHDDと全く干渉することなく装着することができます

なお、ロープロファイル設計であるためか、2スロットタイプのPCケースの場合、片方のスロットに穴が出来てしまいます。ちょっと不格好。

また、ディスプレイとの接続方法ですが、HDMIとDVIだけになります。今更誰も使わないし壊れやすいDVIなんて入れるくらいなら、もうちょっと高くなってもいいからDisplayportにしてほしかったところ。

4K表示は可能なのか?

結論から言うと、可能です。ただ、実際に買ってみるまで、本当に4Kできるのか不安でした。

あらゆるサイトを探っても、4Kできるとはっきり書かれたものが見つからなかったからです。

まずはPCパーツを調べるうえでのド定番サイト、価格.comを見てみますが、4K対応のところに○が付いていません。

でも、以前使っていたGTX950でも4Kはできたのですが、新しい型で今更4K不可はないんじゃないかとも思えることに。

続けて4gamerで同製品のページを見てみると、最大解像度が「1,920×1,200ドット」と書かれていました。

そんなバナナという感じでしたが、追記として下記の文章がありました。

最大解像度の1920×1200ドットは,製品としてASUSTeK Computerがサポートする上限だと,追加で情報が得られました。

つまり言い換えると、サポートされるのはフルHDまでで、4Kからはどうなっても知らんということでしょうか。

4Kできる可能性がないとも言い切れない?

これ以上自力で調べても解決しそうになかったので、また価格.comに戻って質問を投げてみたところ、まだ見ていないページを続々提示してくれました。

GeforceのサイトにおけるGT1030そのものの仕様ページを見てみると、最大8Kまでは対応できるとのこと。でもそんなディスプレイまだありません。

英語版のASUSの同製品ページを見ると、「DVI Max Resolution : 1920×1200」、つまりDVI接続時の場合はフルHDまでということが記載されていました。

DVIなんて今更使いませんし、HDMIならばこの限りではないということがはっきりしましたね。

はっきり4K可能という文章はなかったものの、これだけ調べればもう大丈夫そうだろうと思って、いざ購入。

そして実際に試したところ、無事に4Kで表示させることができました。

ただ、解像度は4Kにできても、フレームレートが60あるかどうかという心配もありました。

以前のグラボが壊れてしばらくオンボードでやってたとき、4Kにはできてもフレームレートは30になっていたからです。

オンボードよりは良くてもGTX950には劣るこのグラボの場合どうなるかでしたが杞憂に終わり、4Kかつフレームレート60で動作することができました。動きがガタつくことはありません。

なお、その後解決済みの質問ページになぜかまた回答が来ましたが、その回答で日本版のASUSの製品ページを提示してくれました。

真っ先に見つかるはずのページなのに、なぜか見落としていました。とりあえず確認してみると、「HDMI Max Resolution:3,840×2,400ドット」とのこと。

HDMIならば4Kまでという、公式よるはっきりとした性能紹介が今頃見つかりましたね…。でもフレームレートに関する記載はなし。

このグラボでは8Kは無理のようですが、まだそんな時代じゃないのでとりあえず気にしない。

ゲームに関する性能は?

そして肝心のゲームの性能ですが、カクつくことなく遊べるか、実際に遊んでみましょう。

PCの環境。

まず、このグラボ含めて、ぼくのPCで使用しているパーツをまとめておきます。グラボ以外も性能に影響かもしれないので。

長くなりましたね…。

今回のゲーム。

今回プレイするゲームはオーバーウォッチです。

本当はGTX950だったときのようにCoD:BO3で比較するべきだったのですが、度重なるアップデートによりゲームのサイズが肥大化しすぎて、容量の少ないSSDではDLCなしでも再インストールすることができなくなってしまいました。

あと、ぶっちゃけ今FPSするならオーバーウォッチの方が面白いので、今回はこれにしておきます。

そもそもBO3にしたところで、GTX950のときでも全くカクつきなく遊べてたわけではなく、GT1030ではさらに悪化することが目に見えているので、負荷の少ないオーバーウォッチにするべきでしょう。

オーバーウォッチはオンボードでも起動できましたからね。とはいえ、そのときはかなり解像度を落とさないといけませんでしたが。

ゲーム設定。

GT1030でもGeforce Experienceをインストールすることができるので、自動的におすすめのグラフィック設定を適用することができます。

ただし、完全におまかせしてしまうと解像度をフルHDにされてしまうので、解像度は4Kにして、レンダースケールは50%にしておきます。

言い換えると、3Dの部分だけフルHDのように見せかけているということです。

本物の4K状態で快適にプレイするのは無理だとわかりきっているので、GTX950のときと同様にこの状態でプレイします。

なお、他の設定は以下のとおりです。上記の項目以外は、おすすめ設定そのままです。

  • アンチエイリアシングのクオリティ: 中 – SMAA 低
  • アンビエント オクルージョン: オフ
  • エフェクトのディテール: 高
  • シャドウのディテール: オフ
  • ダイナミック反射: オフ
  • テクスチャのクオリティ: 高
  • テクスチャ・フィルタリングクオリティ: 最高 – 16x
  • ディスプレイモード: フルスクリーン
  • モデルのディテール: 高
  • ライティングのディテール: 高
  • レンダースケール: 50%
  • 局所フォグのディテール: 高
  • 局所的反射: オン
  • 屈折のクオリティ: 高
  • 解像度: 3840×2160

使用感について。

そして実際にプレイした様子が、以下の動画。

やっぱりメイかわいい。これでも30代なのか。

それはさておき、今回録画にはOBS(Open Broadcaster Software)を使用しています。

GT1030では残念ながらGeforce ExperienceからのShadowPlayに未対応なので、別のアプリで録画せざるを得ませんでした。

そのため負荷がかかってしまうので、動画そのものは4Kで撮ることができませんでした。

また、実際のゲームプレイよりもカクついた動画になってしまったため、画面左上のフレームレートの値も合わせてご覧ください。

プレイの腕前は無視してください。

いざやってみた感覚はというと、数値の上ではやっぱり劣っているのでしょうけど、プレイしてみた立場からすると、そんなにGTX950より大差ないのではと感じます。

追記。別のゲームもプレイ。(2017/9/20)

負荷のありそうな3Dゲームを他に持っていたのを、すっかり忘れていました。久々に、メタルギアソリッドV ファントムペインを起動してみます。

ゲーム内のグラフィック設定は以下のとおりです。先程同様、おすすめ設定を使っています

  • アンビエント オクルージョン: オフ
  • エフェクト: 高
  • シャドウ: 高
  • テクスチャ: 中
  • テクスチャフィルタリング: 中
  • ディスプレイ モード: フルスクリーン
  • フレームレート: 自動
  • ポストプロセッシング: オフ
  • モデルのディテール: 高
  • ライティング: 高
  • 立体クラウド: オン
  • 被写界深度: 有効
  • 解像度: 1920×1080

残念ながら、こちらにはレンダースケールの変更がありませんでした。よって解像度を4Kにはせず、フルHDに落としてのプレイです。

また、メタルギア側でフレームレートを表示させる機能もなかったので、steam側に備わっているフレームレート表示機能を使っています。

フレームレートを表示させるには、下記の記事などをご参照ください。

PCゲームでFPSを表示させる方法 – 狭き桃

そして実際にやってみた結果、シングルプレイだからという点や、敵が少なかったり開けた場所ではないという点もあるかもしれませんが、ほとんど固まることなく快適に遊べました

ただ、もしレンダースケールの変更機能があったとして、解像度を4Kにしてレンダースケールを50%にしたら、また結果が違うかもしれません。

あと、全くの余談ですがメタルギアついでに言うと、レフトアライブというゲームが最近発表されましたが、そのキャラクターイラストはメタルギアでおなじみの人が描かれていました。

スクウェア・エニックス,新作「LEFT ALIVE」のトレイラーを公開。ディレクターに鍋島俊文氏,キャラクターデザインに新川洋司氏を起用 – 4Gamer.net

さらに驚くべきことに、ディレクターはアーマードコアでおなじみの人で、世界観はフロントミッションと関連があるとのこと。

メタルギアは裏で大きなごたごたがありましたし、アーマードコアとフロントミッションはめっきり新作が出なくなってしまったので、みんなで代わりになるものを作ろうということでしょうか。

今のところは内容がはっきりしない短いムービーがあるだけなので、ひとまず続報に期待しておきましょう。

パソコン版も出るようです。GT1030で大丈夫かな…?

さらに追記。(2017/10/3)

CoD:BO3はプレイしそびれてしまいましたが、つい何日か前、新作であるCoD:WW2のβテストが開催されていたため、GT1030になったこの環境で試してみることにしました。

インストール後のサイズは20GB程度だったので、いちおう今回は空き容量の少ないSSDでもちゃんとインストールできましたが、体験版の時点でもこのサイズということは、製品版だとさらに膨れ上がることが予測されます。

それはさておき、肝心のプレイ中の状況です。

残念ながら録画することをすっかり忘れてしまい、証拠としては不充分になりますが、一言で表すと、グラフィックに関する設定を解像度含めすべて最低まで下げていても、フレームレートが最大40FPS程度までしか出ませんでした

いくらなんでも、要求スペックが高すぎじゃないでしょうか。これではほとんどのプレイヤーが満足に遊べません。

どおりでPC版のプレイヤーは、あまりにも少ないわけだ…。お安いPS4版よりも、当然少なくなるとはいえ…。

なお、ゲームそのものの内容についてですが、かねてから宣伝されていたとおり、未来続きだった近年の作品から一転して、ようやく原点である第二次世界大戦に戻りました。

そのおかげで、無駄にペースを高速化させてた二段ジャンプや壁走り、奇想天外なアイテムなどがなくなり、みんな待ち望んだ、いつものCoDが戻ってきたという感じです。

とは言え、近年のCoDよりもやりやすいことに間違いはないのですが、これを買うかどうかと言われたら…。

正直言って、人を殺すゲームには、もう疲れたんですよね…。

歳でしょうか。

まとめ。

ゲームのプレイに支障を来たすほど動作が固まることもないですし、グラボの価格そのものはお安いです。

よって、もしまだグラボそのものを持っていなかったり、買い換える必要が出てきたけどお金をそんなに出せないというのなら、充分に選ぶ価値のあるグラボと言えます。

今更GTX900番台を買うよりは、おすすめできます。

余談。

ロープロファイルのグラボは、以前使っていた短尺タイプのグラボよりもさらに小さいので、うまくいけばPCをもっと小型化できるのではないかと考えています。

もちろん今回のように、ゲームをそこそこ遊べる性能を持ちつつです。だからグラボのないNUCは除外。

改めてPCケースを見直してみると、今の時代にいらないのではと思えるパーツのスペースが多数あります。

まずは光学ドライブ。ブルーレイなどを読み込むドライブのこと。

今の時代、映画やらアニメやらを観たいなら、ネットの配信サービスが充実しています。だから、わざわざお高くて荷物にもなるブルーレイなんて買わなくていいのではと思うのです。

とはいえ、ネットの動画は少々画質が劣るのが難点。理論上ブルーレイと同じ画質でも配信できないことはないと思うのですが、そうなると読み込み時間が多大にかかるから、そうしないんでしょうか。

他にもいらないと思えるパーツが、3.5インチや2.5インチの記録ドライブ。

SSDに関しては、高性能かつ薄っぺらいm.2 SSDというのがあるらしいので、それに変えれたら分厚い従来のSSDはいりません。

ただ、HDDと比べるとSSDはお値段が張りますし、容量も少ないので、SSDを使うのはOS用だけに留めておいて、やはりデータ保存のためにはHDD用に一つ、2.5インチ1つくらいは欲しいところでしょうか。

よって、グラボはロープロファイル用かつ、光学と3.5インチはなく、2.5インチは1つだけという超小型PCケースをいざ探してみるも、そんなケースは一切存在しませんでした。

PCケースはどれもこれもなぜかドデカイやつばっかりで、省スペース型はニッチすぎるのか、まず種類そのものが少ないです。それなのにもっと小型なものが欲しいと言っても、叶えてくれないのでしょうか。

幅約22mmの超薄型ゲームPC「NEXTGEAR-SLIM」レビュー前編。ゲームがどれくらい快適に動くか確認してみた – 4Gamer.net

BTOであれば、非常に薄いゲーミングPCが存在するのですが、BTOは正体不明のPCパーツで構成されていますし、組み替える楽しみも薄いので…。