ワイヤード・パンチ

元・大阪人が、岡山の山奥でも生きていけることを証明するためのブログ。

PCの画面が大きく乱れた原因が、グラボの故障であることに気づくまでの経緯。

ある日PCをスリープから復帰させると、突然上の写真のように、画面が大きく乱れるお祭り騒ぎになってしまいました。強制的にシャットダウンしてからまたWindowsを起動させても同じ画面になってしまい、これじゃあ作業がままなりません。結果的にはグラフィックボードを抜いてオンボードで画面表示させることで正常な状態になりましたが、そこまでたどり着くまでの経緯と、今後どのグラボに買い替えたいかメモ。

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今回使用していたグラフィックボード。

当時使用していたグラボは上記のものになります。省スペース型のPCケースを使用しているため、短尺かつ補助電源不要のタイプが望ましかったのです。

さすがに最近のゲームの画質をあげてプレイするのは無理ですが、通常よりもサイズの小さいグラボであっても4K表示可能ですし、ごく普通にゲームをプレイするくらいなら難なく遊べました。

1年以上愛用してきたグラボだったのですが、それが突然今回のような事態になったというわけです。

ケーブルの物理的な破損?

まず始めに疑ったのは、PCとテレビを接続しているHDMIケーブル。一般的にはDisplayportかもしれませんが、当環境ではPC専用モニターではなく4Kテレビにつないでいるため、HDMIでの接続となります。

今回の異常になる前から画面のちらつきがまれに発生していたので、HDMIケーブルの接触不良が起きているのではないかと思ったのです。

よって、テレビ側にはHDMIの差込口がいくつかありますが、いつもとは違う差込口に入れてみます。

ところが結果は同じ。違う差込口に入れても、画面は乱れたままでした。

一方でPCのグラボ側にはHDMIの差込口は1つしかないので、こちらは差し替えできません。

PCやテレビ側の差込口ではなくて、ケーブルそのものが破損している恐れも考えられますが、他にケーブルを所有していないので、試すことはできません。

ちなみに、上の写真ではテレビにUSBメモリを差していますが、USBメモリでも録画に使えます。ただし自己責任で。

他のOSだとどうなる?

当環境はWindows10とUbuntuのデュアルブート環境です。OSが2つはいっているということです。

PC起動時のOS選択画面では何ともないのに、Windowsが起動したとたんに画面が乱れるので、もしかしてWindowsがおかしくなったのではと思ったのです。

そこで、普段は使わないUbuntuを起動した場合にどうなるか試してみることに。

すると、Ubuntuの方では正常にデスクトップが表示させることができました

ただ、画面をよく見ると何だか粗い。ディスプレイ設定を見てみると、解像度が1920×1080。つまりフルHDになっていました。

4Kテレビを使っているので、フルHDでは粗さが目立ちます。Windowsでは解像度を4Kにしていたので、Ubuntuもそれに合わせておこうと思って、変更を適用します。

すると、適用ボタンを押したとたん、Windowsと同様の画面の乱れがUbuntuでも発生。OSに関わらず、4K表示時に画面がおかしくなることが判明しました。

画面の設定を変更後、しばらくの間OKボタンを押さなければ元の設定に戻りますが、フルHDに戻ると画面の乱れも収まりました。

解像度を縮めて起動したい。

4Kにしなければ画面が乱れないことはわかったので、Windowsの解像度をフルHDにしたいところですが、もうすでに4Kに設定されているため、起動したとたんに画面がバグります。

まずWindowsを起動しなければ画面の設定変更までたどり着けないので、どうしたものやら。

そこでとった行動は、セーフモードで起動すること。必要最低限の設定で起動されるセーフモード内では、解像度が強制的に縮められるので、そこにいる間にどうしかして本起動時の解像度を落としたいと思ったわけです。

でもセーフモードの起動に四苦八苦。一般的にはWindowsの起動中にF8キーを連打するのが起動方法と言われていますが、F8連打をやっても一向にうまくいきません。

F8連打は無視されていつもどおりにWindowsが起動しますが、表示される画面はいつもどおりではない白黒バグれまくり画面。

もう一つの方法として、起動に2回すると次の起動時に起動モードの選択画面が現れるというもの。よって荒業になりますが、Windows起動中と強制シャットダウンを実行せざるを得ませんでした。

すると、2回シャットダウンさせたあとの起動時にモード選択が登場、ここでセーフモードを選んでWindowsを起動します。

セーフモード内では解像度が落ちていたため、4K表示時のように画面の乱れはありませんでした。また、セーフモードでは4Kに変更することはできません。フルHDにはできました。

セーフモード中に取る行動は?

せっかく画面の乱れないセーフモードを起動させても、本起動時に乱れては意味がありません。セーフモードではできる作業が限られますし、ここに居る間に対策を取らねばなりません。

そこで取った行動は、グラボのドライバの完全削除。当環境のグラボのチップセットはGTX950なので、NVIDIAのドライバが入っています。

NVIDIAのドライバというと、アップデートのたびになぜかいらないファイルを残していくので、もしやそれが悪影響を与えているのではないかと思いました。

[Tips] NVIDIAドライバをクリーンアップして空き容量を取り戻す。 | Kurochin’s Mind Control Web Site

ただ、以前にクリーンインストールを試しても、上記サイトなどを参考に溜まったファイルを直接削除しても、画面のちらつきは改善されませんでした。

これらの方法では完全削除はできないのではと考えて、セーフモードからの削除を行ってみます。

今回使用するのは「Display Driver Uninstaller (DDU)」というツール。セーフモード実行時に、グラボのドライバの完全削除を行ってくれます。

Display Driver Uninstaller (DDU)の使用方法: THE MAD RADEON BLOGGERS

詳しい使い方は上記サイトなどをご参照ください。

これを実行してから再起動し、Windowsを通常起動した結果、ドライバは見事に消えており、解像度は初期設定に落ちていました。つまり、4Kではないため、画面が乱れていないということです。

ドライバを入れ直しできない?

ただ、ドライバをがない状態でも画面は映ることは映りますが、解像度に上限がありますし、画面にカクつきが発生するので、また同じドライバを入れ直します。

しかし一つ心配なのが、インストールした途端に4Kになってしまい、また乱れてしまうのではということ。

なお、その不安は見事的中、インストールの最中に解像度が切り替わる場面がありますが、そこで4Kになってしまったらしく、またもや画面が乱れてしまいました。

4Kにすることを避け続けていては根本的な解決にはありませんが、低い解像度でも画面にカクつきがあっては作業に支障が出ます。このままではにっちもさっちも行かず。

そしてまた強制的にシャットダウンを繰り返して、無理やりセーフモードを呼び出してドライバを消すハメに。

とうとうグラボがご臨終。

もうドライバなしで使っていくしかないのかと思いつつ再起動。

乱れは収まったもののしばらく使い続けていると、今度は突然画面が真っ暗に。テレビに入力信号は来ているものの、映るものはひたすらの闇となりました。

解像度が4Kではないのに、Windowsを再起動させても真っ暗のまま変わらず、かといってUbuntuの方を起動させても、こちらも4Kではないのに真っ暗。

一方でPC起動直後のBIOS画面や、OS選択画面では異常がありませんでした。

このことから、WindowsやUbuntuといったOS起動中はグラボから画面出力を、それ以外はオンボードから行われていることがわかります。

つまり、グラボが使用されていると、もうダメになってしまったというわけです。まともにOSが使えないのでは、もう手の施しようがありません。

なぜ4K表示時以外でも画面が映らなくなってしまったのか。もう限界が近づいているグラボであり、初めは特にパワーを使う4K表示中だけ異常が出てたけど、わずかな時間の間に、限界点がどんどん下がってきたということでしょうか。

簡単に言えば、グラボが壊れたということです。何で壊れてしまったのかは、さっぱりわかりませんが…。短尺タイプだから、通常より強度がないのでしょうか。

グラボを外すことでいったんは解決。

BIOS画面など、オンボードによる出力が行われていると思われる画面では特に異常が出ていないので、もうPCからグラボを引っこ抜いて、完全にオンボードのみの運用を行うことにしました。

グラボ側に挿していたHDMIケーブルも、マザーボード側の差込口に差し替えます。

すると、Windowsは見事に正常に起動しました。画面の乱れは一切ありません。

また、グラフィックドライバがなくなっているためか、自動的にインストールが始まります。ただし今回入るドライバはNVIDIAのものではなく、インテルHDでした。

オンボードのグラフィックボードでも4K表示すること自体はできるのですが、4K状態だとリフレッシュレートに60ヘルツを選択することができません

通常、1秒間に60回の描写を行うところ、30ヘルツだとその半分しか行われません。つまり、画面の動きがカクついているということです。

これでは、ただマウスを動かすだけでもぎこちなさを感じてしまいます。かといってフルHDに落とすと粗さが目立つので、どっちを取るべきやら。

と思ったのですが、ぎこちないマウスでは非常に操作しづらかったので、仕方なくフルHDの60ヘルツで我慢しています。

HDMIではなくてDisplayportにすればオンボードでも4Kかつ60ヘルツが可能だそうですが、現在使っているマザーボードおよびテレビにDisplayportの差込口はありません…。

グラボの買い替えを検討する?

マザーボードを買い換える場合だと、OSの入れ直しも必要になります。

しかし、現在使っているWindows10は、無償アップデート期間中にWindows8からアップデートしたものです。

無償期間が終わった今、これが消えてしまうと新たにWindows10を買い直す必要が出てきてしまいます。

かといって4KテレビをDisplayport付きのものに買い替えて、HDMIからDisplayportに変換する機器も買い足すとなると、余計に高くついてしまいます。

よって今後取る行動として最も現実的なものは、グラフィックボードの買い替えでしょう。

でも、正直言って資金にあまり余裕がないので、高価なグラボは選べません。かといって今まで使っていたGTX950はもう型落ち。

保証期間はとっくに過ぎましたし、型落ち品を有償修理に出すくらいなら、手頃な価格で新しい型にしたいというもの。

その条件で候補は以下のとおり。

GTX 1050 2G OC

まずは、今まで使っていたグラボのごく単純な後継品。メーカは同じMSIで、短尺かつ補助電源不要、チップセットはGTX950からGTX1050にパワーアップしています。

ちなみになぜMSIにしたかというと、マザーボードを買った当時、MSIで購入キャンペーンが行われていたのでそれに応募するためであって、併せてグラボも買うことになり、マザーボードと同じメーカにしておいた方が良いと思って。

なお、その抽選には当たりませんでしたけどね。

GT1030-SL-2G-BRK

もう一つの候補がこちら。現行の1000番台の中では最も安いグラボだと思われます。

ただ、頭につく英字がGTXではなくGTであり、数値も1000番台とはいえ、GTX900番台に性能は劣ると言われています。

一方で、ロープロファイル対応のためサイズはさらに小さく、しかもファンレスなので音はおそらく気になりません。今のPCケースに入れると、大幅に隙間ができそうですけどね。

今よくやるPCゲームは、しいて言えばオーバーウォッチくらいです。オーバーウォッチは新しめのゲームであるにも関わらず、オンボードでもそこそこ動くと言われているので、GT1030だったら充分に活躍してくれるかもしれません。

GTX950でも4Kで遊ぶのだけは無理でしたが。(レンダースケールを50%にして、3D部分だけフルHD扱いにすればいけた。)

メーカはASUSに変わっていますが、MSIの製品で一度壊れている以上、他の製品に乗り換えるのはアリかもしれません。

過去にASUSの製品を使用していたことはありますが、ASUSのもので壊れたことは一度もないんですね。

4K表示可能とはっきり明記されていないのが少々不安ですが、ASUSの製品ページではDVI接続時に最大1920×1200までとなっているので、HDMIならおそらく問題ないでしょう。

DVIなんてピンが折れやすいうえに差しにくい古い規格、今どき誰も使いませんね。

追記。(2018/1/7)

実際にGT1030-SL-2G-BRKを購入し、感想記事も書きましたが、本記事からリンクを貼るのをすっかり忘れていました。

もしグラボの買い替えを検討されている方が居ましたが、よろしければ併せてどうぞ。