つい最近まで、RazerのMamba Wirelessというマウスを使用していました。
そもそもRazer製マウスを使い始めたきっかけとして、Mamba Wirelessよりも前にDeathAdder 2013というマウスを使用しており、あまりの使い勝手の良さに、もうこれ以上のマウスはないと感動するほどでした。
名前こそ違うものの、そのDeathAdderとほとんど同じ形状で、なおかつ無線になっているMamba Wirelessに変えてからは、これ以上ないと思っていたものを、さらに上回ることに。
しかし、長らく使ってきたせいか、いわゆるチャタリングがまれに発生し、電池持ちも悪くなり、さらにはホイールを回したときの巻戻りに至っては頻発するように。
さすがのRazer製でも、経年劣化には敵わないということでしょうか。
ということで、Razerを信頼するきっかけになったDeathAdderの名を持ち、なおかつ無線になっている、DeathAdder V2 Proを購入したので、Mamba Wirelessとの比較を行っていこうと思います。
形状について。
左が今回購入したDeathAdder V2 Pro(以下、DeathAdder)、右が今まで使い続けてきたMamba Wireless(以下、Mamba)です。
上から見た感じでは、パッと見ほとんど同じ形状に見えます。
大きさも、ほとんど違いがありません。
ホイールの下にカーソル速度変更ボタンが付いていることも同じですが、こちらは形状が変わっています。
身近なものと大きさを比べると、こんな感じ。
1000円程度しかしない安物マウスと比べると、若干大きめでしょうか。
横から見ると、こんな感じ。
もちろん、親指に当たる位置に戻るボタン進むボタンは健在。
ボタン下のくぼみは、やや深くなっている気がします。
マウスによっては、親指の位置の下がでっぱっているものもありますが、あれがあるとキーボードにガツガツ当たって邪魔なので、無くてグッド。
充電の際のUSBケーブルですが、Mambaと同様に残念ながらMicro-USBのままかつ、付属の専用ケーブルで無ければ挿すことができません。
Type-Cであれば向き関係なくケーブルを挿せるのですが、Micro-USBなので決められた向きでなければ挿せず、少々面倒です。
重さについて。
実際に握ってみると、そのあまりの軽さにびっくりすること間違いなし。
ちゃんと中身詰まってるん?って心配するほどの軽さ。
…そこまではちょっと言い過ぎだったかもしれませんが、Mambaと比較して確実に軽くなっていることは間違いありません。
かといって、電池持ちが悪いわけでもなく、一週間程度は大丈夫ではないでしょうか。
実際に重さを測ってみると、まずMambaの方は108g。
そしてDeathAdderの方は87g。
差はたった21gとはいえ、体感では半分くらいまで軽くなったと思うほどです。
使用感について。
このあたりは文章で表現するのが難しいところではありますが…。
私のマウスの持ち方は、いわゆるつまみ持ちでしょうか。
手のひら全体をかぶせるような持ち方ではありません。
このような持ち方でありますが、まるで違和感なく持つことができます。
この握り心地の良さことDeathAdderを愛用し続けている理由なのです。
クリックしたときの感触ですが、たしかにカチカチとクリックしたときの感触はあります。
Mambaと感触はほとんど変わりません。
ただ、クリックの音はほんのわずかに小さくなっている気がします。
感触はほとんど変わらないものの、Mambaよりも少ない力でクリックできるようになっています。
一方で、ホイールに関してはMambaより若干固くなっています。
(もしかしたら、経年劣化でゆるくなっている恐れもありますが。)
ただ、その固さに反して、ホイールを回したときの音は格段に静かになっています。
回している感触も、たしかに感じられます。
速度に関しては、Synapseを使って自由に設定することができ、Mambaのときと同様に1600に設定しているのですが、ほとんど速度にずれがありません。
慣れ親しんだマウス速度で、引き続き使い続けることができるでしょう。
難点について。
先程、クリックに関しては、Mambaより少ない力でできると書きました。
指への負荷の面ではいいかもしれませんが、そのせいか指を置いているだけで、意図せずクリックしてしまう頻度が増えてしまったように感じます。
一回だけクリックしたつもりが、カチカチッとなってダブルクリックになることも、ごくまれにあったり。
(チャタリングみたいに、たしかに一回だけ押したのにダブルクリック扱いになっている、という状態ではない。物理的に2度押しになる。)
また、PCを起動した直後、あるいはしばらくマウスを操作しなかったあとに、もう一度動かしたときの復帰が、Mambaよりも遅くなっています。
そのせいで、マウスがなぜか全然反応しない…もう壊れた?と感じることもしばしば。
まとめ。
とりあえず、以前までのDeathAdderもしくはMambaを使い続けてきた人であれば、間違いなく買い替えしても後悔はない出来でしょう。
また、無線であるためケーブルのひっかかりに悩まされることもありません。
ただ、極端に軽くなったこと以外とくに目新しさはないため、どうしても無線がいい、あるいは以前のマウスの調子が悪くなったというとき以外は、無理して買い換えるほどでもないかと。
余談。マウスが原因で勝手にスリープが解除されるときの対処法。
Mambaのときもそうだったのですが、今回のDeathAdderに買い替えたあと、PCがスリープ中にマウスを動かすと、勝手にスリープ解除される問題が再発しました。
しかし、デバイスマネージャーからマウスのプロパティを開いても、スリープ解除の設定はすでにオフになっている…。
この状況のときの対処法を上記のリンクにまとめているので、同じ問題が発生した際はご覧ください。
結論としましては、マウスだけでなくキーボードの方にもなぜかマウスがあるので、それのスタンバイ解除もオフにすることです。