ワイヤード・パンチ

Windows DefenderとChromeは相性が悪い?

会社で使っているPCの動作がやたら遅いです。もっとも気になる部分としては、Chromeで何かしら新しいタブを開くたびに、画面が真っ白のまま数十秒は読み込みが止まってしまう現象が多々発生するのです。ひどいときには応答なしになります。いくらなんでもChromeってそんなに遅いものでしたっけ?裏で何か悪さをしているものでもあるんじゃないかとタスクマネージャを開いてみたところ、Chromeの行動に合わせてCPU使用率が上がるものがありました。

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Antimalware Service Executableって?

Chromeで新しいタブを開いたり、別のページへの移動を行ったときなど、それに合わせてこのアプリのCPU使用率も、わずかに上がっているのを確認しました。いったい何者なのか。そんな名前のアプリを入れた覚えはありません。malware(マルウェア)なんて書いてるし、怪しいやつじゃないの。でもantiとも書いてるし、それを取り除くやつ?

その正体は、Windows10に初めからインストールされているアンチウイルスアプリ、Windows Defenderの別名のようです。(正確にいうとWin8の頃からありましたが、今回の件はWin10のものです。)そうとなると、ページが変わるたびに動くというのは、そのページに対して何かの検査をしていると考えられます。

他のブラウザでは?

他にはFirefoxとIEとEdgeもインストールされていますが、これらChrome以外ではページを開くだけで数十秒も固まるなんてことはありませんでした。あのIEですらまともに動いているのに、なぜChromeだけが。

ちなみに、旧式のIEはもうすぐサポートが切れます。ただちに使用をやめましょう。

Bracketsも遅くなっている。

adobe製のテキストエディタであるBrackets。しかしこれも起動時や、何かプロジェクトの切り替えを行ったときなどにも、数十秒固まって操作を受け付けない現象が発生してしまいます。さらにこのときにタスクマネージャを見てみると、Windows Defenderがまた動いているのが確認できました。

考えられる理由としては、BracketsはChromium(Chromeの原型となるブラウザ)を元にして作られているからではないでしょうか。よってChrome同様、Defenderが反応したのかと。

コーディングが主な仕事なのに、ChromeもBracketsもまともに使えないとなると、もはや仕事になりません。

他のことが原因じゃないの?

初めはWindows Defender以外に原因があるのではないかと考えていました。Windows10が遅くなった、Chromeが遅くなった、などのワードで検索してみます。すると、superfetchを止めてみろだの、chromeの先読み設定を止めてみろだの、chromeをインストールし直せだの、キャッシュクリアしてみろだの、windows searchを止めてみろだの、IPv6を止めてみろだの、復元ポイントの自動作成を止めてみろだの、仮想メモリの量を変えてみろだの、高速スタートアップを止めてみろだの、onedriveを止めてみろだの…。(onedriveに関しては、homeエディションだったせいで止められなかったけど。)

でも、いずれの対処法も効果はありませんでした。Chromeは依然として、応答なしになる状態が続きます。随分前からメモリも4GBから8GBに増設しているのですが、それでも遅いのです。

あと、CPU使用率ばかり注目しがちですが、ディスク使用率の方が異常でした。Chromeが遅い状態になったとき、ディスク使用率が100%近くに達しているんです。

会社PCはWin7からWin10にアップデートしており、そうするとディスク使用率が100%になるという意見もあるようですが、こちらの話ではChromeもDefenderも出てきません。

Defenderを止めたらどうなる?

最後に気づいたのが、タスクマネージャを見たときにたまたま見えたWindows Defender。Chromeで何かするたびに動くこれを止めてしまえば解決するのでしょうか。

しかしWindows Defenderは、どうあがいても完全に削除することができないのです。ならば無効化してしまおうと、設定画面からリアルタイム保護を解除したのですが、それでもタスクマネージャでは何食わぬ顔で動作を続けており、応答なしも相変わらず発生。無効化の意味が全くありません。さらに無効化をしても、しばらくしたら自動的に復活するというおせっかいな機能付き。余計なもんつけやがって。

他のアンチウイルスアプリを入れてみる。

Defenderの削除は不能ではありますが、完全に黙らせる方法はあります。他のアンチウイルスアプリを入れることで、タスクマネージャから完全に消えてなくなります。急にお金も用意できないので、今回は無料のアプリから選びます。無料のもので有名どころといえば、Avast、AVG、Aviraあたりでしょうか。

しかし、Avastは以前に自宅PCで使っていたことがありますが、インストール時に何か失敗をやらかしたのか、それきりPC全体の動作が非常に重くなってしまい、アンインストールしてもすぐ解決せず、元の状態に復旧するまで手こずったことがあるので、今回は避けておきます。

また、AVGは2016年版が配信されたにも関わらず、いまだにWindows10には未対応であり、インストールすることができませんでした。

よって、消去法でAviraということになりました。これは特に問題なくインストールできました。

そして、実際にアンチウイルスを変えてみて改善したのかと言われると…正直行って確証がありません。Aviraに変えてからChromeをいろいろ操作してみたところ、応答なしに陥ることはなくなりましたが、それでも数十秒の読み込み停止が発生してしまうことには変わりありません。

結局、Defenderは悪くなかった?

Defenderはアンチウイルスとしての性能があまり高くないうえに、メモリやCPUを食うとはよく言われます。よって、他のものに変えたことで応答なしに陥らないギリギリのところまでは負荷を軽減できたと考えられます。いずれにしても、Defenderの使用は続けるべきではなかったのかもしれません。他のアプリにはあって当たり前の、ウイルス検索終了後の自動シャットダウンすらできないから不便。(とはいえAviraも、なぜかスケジュール実行でないと自動シャットダウンできない。)

でも、アンチウイルスを変えたところで、Chromeはやっぱりディスク使用率が100%になることがあります。これはもう、Chromeの方がおかしいのでしょうか。かといってChromeが一番使い慣れているし、WEBサイトを作ることに関わっている以上、それを すてるなんてとんでもない!

あるいはハードディスクが壊れてしまったのか。会社のPCも、5年以上前の型ですしね。今の時代の流れの早さから見ると、これはもう充分に型落ちです。劣化しててもおかしくありません。

余談。というより八つ当たり。

自宅PCではこのような事が発生しません。スペックも会社のものよりはるかに高いし、快適です。初めから自宅で仕事させてくれてたら、こんなことで悩む必要なんてないのにね。

そもそもWEBの仕事は、ネットがつながりさえすればどこでもできるはずなのに、わざわざ会社で出向いてやるというのが、もう古臭い。通勤時間がもったいないし、(それに加えて大阪の道路はいつ轢き殺されるか、あるいは轢いてしまうかわからないデスロード。)何より自分のPCじゃないから使いにくい。机もせまい。椅子も低い。

さらに上司は、最低でも週三日は来れる人間が欲しいなんて言い出す始末。電話や通話アプリでいくらでも連絡できるのに。でも、どうしても面と向かって打ち合わせしないといけない場面はあるかもしれません。そうだとしても、なぜ日数を指定するのかわからない。

古臭いマシンと古臭い人間に囲まれてちゃ、いつまで経っても成長できません。